ホンダ・センシング「先進安全装備」全車標準化!その性能は?

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ホンダは多くの車種に先進安全装備「ホンダ・センシング」を標準装備していますが、コンパクトステーションワゴン「シャトル」も2017年9月に実施された一部改良の際に全車に標準化されています。

ここではシャトルの装備されるホンダ・センシングの性能について解説しますので、購入を検討されている方は参考にしてみてくださいね。

シャトルに装備されるホンダ・センシングの機能は?

引用:https://www.honda.co.jp/SHUTTLE/webcatalog/performance/active-safety/

まず、シャトルに装備されるホンダ・センシングの機能について解説しましょう。

ホンダ・センシングはミリ波レーダーと単眼カメラにより周囲の情況を認識し、安全運転をサポートするシステムです。

引用:https://www.honda.co.jp/hondasensing/

スバルの「アイサイト」のようにステレオカメラを使用するシステムもありますが、業界の主流はホンダ・センシングのようにミリ波レーダー+単眼カメラの組わせになっています。

異なる2つのデバイスの組み合わせにより、様々な状況に対応しやすい点がその理由といえるでしょう。

シャトルのホンダ・センシングには、以下にあげる8つの機能があります。

・車両や歩行者との衝突回避を支援する「衝突軽減ブレーキ(CMBS)」

引用:https://www.honda.co.jp/SHUTTLE/webcatalog/performance/active-safety/

・不注意による急発進を防止する「誤発進抑制機能」

引用:https://www.honda.co.jp/SHUTTLE/webcatalog/performance/active-safety/

・歩行者との衝突回避を支援する「歩行者事故低減ステアリング」

引用:https://www.honda.co.jp/SHUTTLE/webcatalog/performance/active-safety/

・車線からはみ出さないよう支援する「車線逸脱抑制機能」

引用:https://www.honda.co.jp/SHUTTLE/webcatalog/performance/active-safety/

・適切な車間距離を保ちながら前車に自動追従走行する「アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)」

引用:https://www.honda.co.jp/SHUTTLE/webcatalog/performance/active-safety/

・車線内を走行できるようステアリング操作を支援する「車線維持支援システム(LKAS)」

引用:https://www.honda.co.jp/SHUTTLE/webcatalog/performance/active-safety/

・停車時に前車が発進したことをお知らせする「先行車発進お知らせ機能」

引用:https://www.honda.co.jp/SHUTTLE/webcatalog/performance/active-safety/

・交通標識をメーターパネル内に表示し見落としを防ぐ「標識認識機能」

引用:https://www.honda.co.jp/SHUTTLE/webcatalog/performance/active-safety/

ライバル車と比べた場合、シャトルに装備されるホンダ・センシングの機能は充実している方です。

特に「歩行者事故低減ステアリング」はホンダ・センシング独自の機能で、大きな強みといえるでしょう。

続く項目では、それぞれの機能について詳しく解説します。

車両や歩行者との衝突回避を支援する「衝突軽減ブレーキ(CMBS)」

引用:https://www.honda.co.jp/hondasensing/feature/cmbs/

ミリ波レーダーと単眼カメラが前方の車両や歩行者を検知し、衝突するおそれがあると判断すると音と表示で警告します。

引用:https://www.honda.co.jp/hondasensing/feature/cmbs/

引用:https://www.honda.co.jp/hondasensing/feature/cmbs/

また、対向車と衝突のおそれがあると判断した場合は、音と表示に加え警報音またはステアリング振動でも注意を促すのが相違点です。

引用:https://www.honda.co.jp/hondasensing/feature/cmbs/

いずれのケースでも、注意喚起にも関わらず更に車両や歩行者と接近した場合は、自動ブレーキを掛けて衝突回避をサポートします。

ただし、衝突軽減ブレーキが作動するためには「自車が約5km/h以上で走行中であること」「前方の車両や歩行者との速度差が約5km/h以上あること」「対向車と歩行者に関しては、更に自車が約80~100km/h以下で走行中であること」の3つの条件を満たす必要があるので、注意が必要です。

また、自転車は検知できないので、その点にも注意しないといけません。

不注意による急発進を防止する「誤発進抑制機能」

引用:https://www.honda.co.jp/hondasensing/feature/fssf/

停止時および約10km/h以下での走行中、ミリ波レーダーが前方の車両や障害物を認識している状況でアクセルを踏み込んだ場合に、パワートレインの出力を制御して急発進を抑制する機能です。

同時に、音と表示で注意を促します。

引用:https://www.honda.co.jp/hondasensing/feature/fssf/

歩行者との衝突回避を支援する「歩行者事故低減ステアリング」

引用:https://www.honda.co.jp/hondasensing/feature/steering/

車線を歩道側に逸脱して歩行者と衝突のおそれがあると判断すると、音と表示で警告すると同時に、車道側に戻るようステアリング操作を支援します。

引用:https://www.honda.co.jp/hondasensing/feature/steering/

ただし、「約10~40km/hで走行中であること」「ドライバーが加速やブレーキ操作、急ハンドル操作をしていないこと」「ウインカーを出していないこと」が作動の条件です。

車線からはみ出さないよう支援する「車線逸脱抑制機能」

引用:https://www.honda.co.jp/hondasensing/feature/rdm/

単眼カメラで車線を検知し、はみ出しそうになったと判断すると音と表示で警告すると同時に、車線内に戻れるようステアリング操作を支援します。

それでも車線内に戻らない場合は、自動ブレーキ操作も行います。

引用:https://www.honda.co.jp/hondasensing/feature/rdm/

ただし、「約60~100km/hで走行中であること」「ドライバーが加速やブレーキ操作、急ハンドル操作をしていないこと」「ウインカーを出していないこと」が作動の条件です。

適切な車間距離を保ちながら前車に自動追従走行する「アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)」

引用:https://www.honda.co.jp/hondasensing/feature/acc/

ミリ波レーダーと単眼カメラで先行車を検知し、設定した速度の範囲内で加減速をしながら自動追従走行をします。

引用:https://www.honda.co.jp/hondasensing/feature/acc/

別の車が割り込んできた場合はその車に追従走行を始め、前に車がいなくなった場合は設定速度まで自動的に加速するので、大変便利です。

シャトルのアダプティブ・クルーズ・コントロールは渋滞追従機能が備わらないので、作動速度は約30km/h以上となります。

また、山道などの急カーブでは先行車を見失うこともあるので、基本的に高速道路や自動車専用道路向きの機能です。

車線内を走行できるようステアリング操作を支援する「車線維持支援システム(LKAS)」

引用:https://www.honda.co.jp/hondasensing/feature/lkas/

車線からはみ出しそうになるとステアリングの振動により注意を促すと同時に、車線中央に戻るようステアリング操作を支援します。

作動条件は、速度が約65km/h以上であることです。

また、ドライバーがステアリングから手を放したときや、意図的に車線を越える運転をしたとシステムが判断したとき、ウインカーを作動させているときは作動しません。

高速道路や自動車専用道路向きの機能です。

停車時に前車が発進したことをお知らせする「先行車発進お知らせ機能」

引用:https://www.honda.co.jp/hondasensing/feature/pvs/

停車時に前の車をミリ波レーダーで検知し、その発進に気付かず停車し続けると音と表示でお知らせする機能です。

引用:https://www.honda.co.jp/hondasensing/feature/pvs/

前の車との距離が10m以内であることが、作動の条件になります。

交通標識をメーターパネル内に表示し見落としを防ぐ「標識認識機能」

引用:https://www.honda.co.jp/hondasensing/feature/srf/

単眼カメラで交通標識を認識し、適切なタイミングでメーターパネル内のマルチインフォメーションディスプレイにアイコンを表示、ドライバーに注意を促します。

引用:https://www.honda.co.jp/hondasensing/feature/srf/

作動の条件は約60km/h以下での走行時で、認識できる標識は「最高速度」「はみ出し通行禁止」「一時停止」「車両進入禁止」の4つです。

ホンダ・センシング「先進安全装備」全車標準化!その性能は?のまとめ

シャトル全車に標準化されている先進安全装備「ホンダ・センシング」の性能について解説してきましたが、かなり多彩な機能を持っていることがお分かりいただけたと思います。

ただ、性能面では作動のために様々な制約があるなど、完璧とはいえません。

あくまでも安全運転を「サポート」するための装備なので、ドライバーが自覚を持って安全運転に努めることが重要ですね。

 

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