フォレスターvsCX-8比較!どっちが買い?維持費・燃費・乗り心地を比べてみた

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今回はスバルの人気SUVであるフォレスターと、走りに定評のあるマツダCX-8を比較してみました。

どっちも実力のある車両ですので、迷われている方も多いと思います。

この記事では維持費・燃費・乗り心地の3点について比較していきます。

フォレスター VS CX-8 維持費を比較

フォレスターにはガソリンタイプとハイブリッドタイプの2つがあり、CX-8はガソリンタイプとクリーンディーゼルタイプの2つとなってます。

ガソリンと軽油の違いは、維持費、とりわけガソリン代に関して大きな違いを生みます。

ここでは維持費の比較対象車として、両者ともエコカー減税の適用のあるグレードどうしを比べてみたいと思います。

フォレスターはHybrid車、CX-8はクリーンディーゼル車で比較してみます。

ローン代を維持費に含めない場合と、含めて計算した場合とに分けてそれぞれ見てみましょう。

ローン代を維持費に含めないで比較

スバル フォレスター Hybrid車の維持費内訳

フォレスター維持費ローンなし

まずはローン代を含めないで維持費を比較してみます。

維持費の主な内訳は、税金・保険・ガソリン代・メンテナンス代になります。

人によっては、他に駐車場代と高速道路代も発生しますが、シンプルに比較したいのでこの表には入れてません。

ガソリン代は年間走行距離1万kmで算出してます。

フォレスター Hybrid車の維持費は、

・月々   22,400円
・年間 268,800円

となりました。

この金額と次で算出するCX-8の金額を比較します。

次はCX-8の維持費を見てみたいと思います。

マツダ CX-8 ディーゼル車の維持費内訳

CX-8 維持費ローンなし

フォレスターの維持費と比べるとどうでしょうか。

実燃費が1km/L良くなっているのと、軽油になった分ガソリン代が結構安くなってますね。

ガソリンと軽油の1リットルあたりの値段差はだいたい-20円程度とされているのでそれで計算しました。

CX-8の実燃費が14km/L、フォレスターHybridでは13km/Lということから、明らかに軽油の方が維持費という点では優れていることが分かります。

CX-8ディーゼル車の維持費は、

・月々   21,000円
・年間 252,000円

となりました。

ここまでの維持費比較をまとめます。

ローン代を含めない場合の維持費比較まとめ

フォレスター・CX-8維持費比較表まとめ(ローンなし)

年間の維持費でみると、CX-8の方が約1万7千円安く済むことになります。

安くなった要因は、全て燃費と軽油の差からくるガソリン代といえます。

年間走行距離がもっと走るかもしれない人の場合は、これ以上の差に発展する可能性もありそうです。

つまり維持費で考えた場合、明らかにCX-8の方がお金はかからないという計算です。

軽油ってやっぱり安上がりですね。

ちなみにCX-8の方が車両価格が50万円ほど高く設定されているので、ガソリン代だけでその差を回収しようとした場合にそれなりの時間がかかることに注意が必要です。

車両価格の代金を維持費に組み込んで計算したらどちらが安くなるでしょうか。

次はローンを組んで購入した場合を想定して、維持費に月々のローン代を含めて算出した金額で比較してみたいと思います。

ローン代を維持費に含めて比較

スバル フォレスター Hybrid車の購入費内訳

フォレスターAdvanceの購入費内訳

チョイスしたグレードは「Advance」。

Hybridモデルは最上級グレードに位置します。

エコカー減税の適用で、合計で65,500円も減税されてます。

ベーシックグレードの「Touring」とハイブリッドモデル「Advance」の車両価格差は29万円しかありません。

ここからエコカー減税を差し引くと差額はさらに約22万円と縮小され、「Advance」はかなりお買い得なグレードになります。

フォレスター買うなら迷わずHybridモデル「Advance」一択でしょう。

では「Advance」の購入費3,228,790円を60回払い(5年ローン)で計算してみます。

税金はローンに組み込めないのが一般的ですが、シンプルにいきたいのでそのまま60回で割って算出します。

3,228,790円 ÷ 60回 = 53,800円

月々のローン代として53,800円かかる計算になります。

このローン代を前項で算出した月々の維持費に加算してみます。

月々22,400円 + 月々53,800円 = 76,200円

ローン代を含めた維持費

・月々   76,200円
・年間 914,400円

となりました。
次にCX-8ディーゼル車のローン代を含めた維持費を見ていきます。

マツダ CX-8ディーゼル車の購入費内訳

CX-8の購入費内訳

選んだグレードは「XD」。

クリーンディーゼルモデルのベースグレードです。

エコカー減税の適用で100%減税なので、合計で約15万円も減税されてます。

自動車税は登録月により金額が変わってきますが、単純化したいので12カ月分で計算してます。

クリーンディーゼルエンジンなので車両価格が跳ね上がるのは仕方がないところですね。

ここでは「XD」を全額ローンで支払うとして、60回払い(5年ローン)で計算してみます。

シンプルに合計金額の3,702,750円をそのまま60回で割って計算します。

3,702,750円 ÷ 60回 = 61,700円

月々のローン代として61,700円かかる計算になりますね。

このローン代61,700円を前項で算出した月々の維持費に加算してみます。

月々21,000円 + 月々61,700円 = 82,700円

ローン代を含めた維持費

・月々   82,700円
・年間 992,200円

となりました。

ここまでの比較結果をまとめます。

ローン代を含めた場合の維持費比較まとめ

フォレスター・CX-8維持費比較表まとめ(ローンあり)

ローンありで比較すると、フォレスターの方が車両価格が安い分、年間維持費が77,800円も安くなり、フォレスターHybridの勝ちとなりました。

車両価格が50万ほど離れてるので、トータル維持費はもっと差が付くだろうと予想していたのですが、思っていたより差が付かなかったのが意外でした。

CX-8のディーゼル車が、かなり燃費性能に優れている証拠といえそうです。

燃費とガソリン代だけにこだわるのであれば、CX-8のディーゼル車が断然おすすめです。

今回の計算では年間走行距離1万㎞で算出しましたが、それ以上の距離を走る人にはCX-8の方がトータル維持費でみても安く収まる可能性が高いです。

年間走行距離が少なめで、5年以内には売却するというのであればフォレスターの方がお得に乗れます。

次は燃費を詳しく比較してみましょう。

フォレスター VS CX-8 燃費を比較

燃費の方もフォレスターHybridとCX-8ディーゼル車で比較します。

フォレスター・CX-8燃費比較表

JC08モードだと、フォレスターは18.6km/L、CX-8は17.6km/Lと、フォレスターの方が1km/L上を記録しています。

これがWLTCモードになると、フォレスターは14.0km/L、CX-8は15.4km/Lと、CX-8が逆転して1.4km/L上回る結果となりました。

肝心の実燃費はというと、フォレスターは13.0km/LでCX-8は14.0km/L、CX-8が1.0km/L差で勝利となりました。

燃費を比較する場合は、実燃費で比較するのが大事です。

不明な場合はWLTCモードで比較するのが実態に近いですが、どちらの値もCX-8の方が上をいってますね。

一般的なハイブリッド車は燃費がかなりいいイメージがありますが、フォレスターHybridは実燃費が13km/Lしか出てません。

他の車種と比べるとお世辞にも燃費がいいとは言えませんね。

これはあくまでも走行をアシストするためのおまけ的なHybridだからです。

燃費比較のまとめ

燃費における数キロの違いはJC08モードと呼ばれる燃費を計測するための統一された計測方法によるものであり、実際に様々なモードで比較を行うと実はそこまで大差がないことが指摘されています。

例えば郊外モードや高速道路モードではガソリン車の方がむしろ燃費の面で上回ることが多いです。

フォレスターHybridは、持っている力はあるけれどそれが活かし切れないという見方も出来ます。

では、CX-8ディーゼル車はどうかですが、結論から言えばこちらの方が燃費面では優れていると言えます。

JC08モードではフォレスターよりわずかに下回る値ですが、街中で走行させるとなると大きく変わります。

市街地モードでは13キロ/Lぐらいなので、燃費の面で明らかに上です。

さらに、ガソリン車と比べると数キロの違いがあり、買い物など近距離で利用することが多い場合には明らかにCX-8ディーゼルの方が上です。

高いレベルで燃費が維持されることは確実です。

フォレスターHybridとCX-8ディーゼル車で比較した際、高速道路での運転においても軽油側が上であり、仮に燃費だけで購入を決めるとすればCX-8となります。

特にフォレスターHybridは、特定の条件になると燃費の差がほとんどなくなるという結果となっており注意が必要です。
(=JC08モードの燃費とWLTCモードの燃費の差が大きい)

一般的なハイブリッド車のイメージを持ったまま購入を検討すると、実はそうでもなかったということになりかねないです。

比較をする際に、高速道路をよく利用するのかそれとも普段の生活の足として使うのかも考えておく必要があります。

それによって比較すべき燃費の部分が違ってくるのですが、この表を見る限り、燃費に関してはCX-8の方が上ですね。

フォレスター VS CX-8 乗り心地を比較

スバル フォレスター

引用:https://www.subaru.jp/forester/forester/special/photo.html

フォレスターは2列シートになっていますが、とても快適に乗ることが出来ます。

実は幅などはほとんど同じになっているので、3列シートと比べると、かなりゆとりがあります。

5人乗りの車だと真ん中の人が乗りにくいとか、誰かが割を食うような形になりますが、フォレスターの場合にはそれがありません。

誰でも快適に乗ることが出来るので、乗り心地に関していえばこちらも負けていないのが実情です。

フォレスターには他の魅力もあって、それは乗り降りがしやすいということです。

一見するとどうでもよさそうな部分ですが、日本の駐車場は狭いところが多く、隣の車がライン一杯に停車させているケースもあります。

その場合に後ろの人はドアを少しだけ開いて降りなくてはならず、その際に降りにくさを感じます。

このあたりのシートとドアの距離感が絶妙に出来ているので安心です。

マツダ CX-8

引用:http://www.mazda.co.jp/cars/cx-8/accessories/

実際の乗り心地について口コミを収集していくと、CX-8はかなりの高評価でした。

セカンドシートがいくつか設定されており、席がそれぞれで独立しているものや可動式のベンチシートなどがあり、前後に小刻みに調節できる機能、3列目に歩いていける仕組みがあって非常に便利です。

通常は3列目シートの乗り心地というものはあまり期待されていないのが実情です。

しかし、CX-8は3列目でも乗り心地が充実しており、そのあたりも高い評価につながっていきます。

6人家族など、3列目シートを頻繁に使う家庭には3列目の乗り心地は必須事項といえます。

乗り心地のまとめ

乗り心地の面で双方を比較をした場合、そのプラスアルファの部分まで比較検討の対象に入れてしまうくらいに、どちらも高いレベルにありました。

家族を乗せるために購入する人も多いですが、普段は後ろに荷物を入れるという人が多いです。

この場合にCX-8は3列目シートを倒して確保することになりますが、十分にスペースがあるので色々詰めるので問題ありません。

フォレスターは最初からスペースが広く確保され、2列目シートを倒せばサーフボードのようなものでも詰めるのが魅力的です。

スペースがそれなりに確保され、それでいて乗り心地がいいものを選びたいものです。

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両者に決定的な差があるわけではなく、どちらも乗り心地に関してはレベルが高いです。

むしろここでは差がつかず、あとは2列シートか3列シートか、需要の違いと言えます。

フォレスターは5人乗り、CX-8は7人乗りなので、6人家族の人などは悩まずCX-8一択になるかもしれませんね。

独立したシートにさせることでよりゆったりと出来るCX-8、そして2列シートなので誰でも不満を感じることなく足を伸ばせるフォレスター、そのどちらも性能に不満は一切なく、誰もが高い評価をつける部分となっています。

フォレスター VS CX-8 比較まとめ

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決定的な違いがあるとすれば、それは燃費と維持費です。

CX-8の方が燃費、維持費ともに上をいってます。

ただ、CX-8は車両価格が高い分、燃費や維持費がそこまでかからないのが魅力的ですが、ディーゼルエンジンならではのデメリットも少しあるのでそのあたりも触れておきます。

とは言え、気にするほどのデメリットではありませんが。

ディーゼル車専用のエンジンオイルが通常と比べると高価なのと、新規登録後10年を経過すると自動車税が1割増しになることくらいです。
(ガソリンエンジンの場合は新規登録後13年経過で1割増し)

引用:http://www.mazda.co.jp/cars/cx-8/

乗り心地に関してはどちらも高いレベルにあることは間違いなく、あとは実際に乗ってみて判断することになります。

運転する側からすれば広い視野で運転できるフォレスターの方がいいと感じる人もいたり、お財布を握る主婦の立場からすれば維持費がかからないCX-8を推す声、はたまた3列目に乗りたがる子供などはCX-8がいいという声もあります。

結局、どの部分を最大限に評価し、最優先していくかを検討することが比較の際には重要です。

引用:https://www.subaru.jp/forester/forester/special/photo.html

あとはオプションの好みなど、車の性能の違い以外の部分が判断材料になることが多々あります。

ですが、それを最後の決め手にするのではなく、あくまでも車に乗る人の判断で色々と決めていくのが後悔しないと思います。

私ならフォレスターHybridを選びます。

理由は、

  • 年間1万kmも走らないので燃費よりもトータルコストが安い方が良い
  • 29万円上乗せするだけで最上級グレードに乗れる優越感
  • Hybridという響きに弱い

からです。

以上、参考になれば幸いです。

アイキャッチ画像引用URL:https://www.subaru.jp/forester/・http://www.mazda.co.jp/cars/cx-8/

この記事を書いた人

洗い屋ケン
洗車屋勤務の新車大好きアラフォーです。
クルマは3年に1度乗り換えるのがモットー。
家族からのブーイングは気にしない質です。

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