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2017年9月にデリバリーが始まった新型シビックタイプRは、前回の限定販売モデルが一瞬で売り切れた経験から、発売早々にメーカーの想定を超える多くの受注を受け、納期が著しく遅れる事態となりその多くは1年待ち状態となっていました。
既に初期発注のモデルはユーザーに納車され、数少ないながらも街中で見かけることもようになってきた新型シビックタイプRですが、未だに納期は11か月待ちとのことで、その人気の高さが伺えます。
今や超人気モデルとなった新型シビックタイプRの納車について、調べてみましょう。
新型シビックタイプRの納期は
引用:https://www.honda.co.jp/CIVICTYPE-R/webcatalog/type/gasoline/
一時はカタログから消えていたタイプRの文字、ホンダが本気で作ったスポーツブランドが「タイプR」で、簡単には名付けないことで有名ですが、今回の10代目となるシビックにタイプRが復活、しかも前回のような限定販売ではなく、量産モデルとして復活したのは待ち望んでいたユーザーには朗報でしょう。
販売開始からメーカーが想定していた数を遥かに超える受注数が、その全て物語っていますね。
一時は1年位以上の納期が必要とされたシビックタイプRも、既に初期ロッドは納車が行われ始め、納期も幾分早くなって来ていますが、それでも10か月程度は必要なようです。
ホンダとしても想定外の受注に驚きを隠せないようで、公式ホームページで納車の遅れに関する謝罪文まで掲載する事態となったのは記憶に新しいところです。
それでも未だに受注が好調な背景には、やはり多くのシビックファン、タイプRファン、そしてホンダファンがスポーツモデルの復活を心待ちにしていたのがとても良く解りますね。
新型シビックタイプRの納期が遅いわけ
引用:https://www.honda.co.jp/CIVICTYPE-R/webcatalog/styling/design/
新型シビックタイプRの人気が高く、バックオーダーが山積してるとは言え、ホンダも納期を早めて混雑解消に向け、何らかの動きがあっても良さそうなのですが、このたびの新型のシビックタイプRは納期が縮まらない理由があります。
新型シビックタイプRは、世界戦略車として位置づけられ日本国内で生産されていません。
イギリスの工場で生産され販売される国々へ台数の割り振りがあり、日本へも逆輸入車として入荷されている関係から輸入数が決まっているので受注が増えても納車の数を自由に増やすことができないのが理由なのです。
それでも、世界的に受注数が想定よりも多くある関係から、イギリスの工場では増産体制にに入り納車時期を短縮する動きはあるようです。
シビックタイプRを早く納車するには
引用:https://www.honda.co.jp/CIVICTYPE-R/webcatalog/interior/cabin/
新型シビックタイプRの納期は、とても時間が掛かり納期を早める手段も現時点では残念ながら決め手に欠ける状況で、少しでも早く納車をしたいと強く思うユーザーはどうすれば良いのでしょうか。
とにかく早く納車をしたい、手元に欲しいと思うユーザーは数少ないながらも市場に流通する新古車を狙う他に方法はないようです。
幸いにも新型シビックタイプRを発注するも、余りの納期が遅い関係でキャンセルするユーザーも少くないながらも居るようです。
そのため、僅かながら新古車として中古車市場に出ますので、これを狙うことにより既にクルマがあるので登録手続きのみですから2週間前後で納車されます。
もちろん、中古車と言えども新古車ですから新車同様ですし、仮に中古車であっても僅かな期間しか乗っていなかった車両でしょうから程度は極上の個体、しかし既に装着されているオプションなどボディーカラーを含めて100%自分の好みで入手が可能か?は解りません。
ディーラーで正攻法で購入すると納期に時間が掛かる新型シビックタイプRは、このような方法以外に納期を早くする方法は現時点で無いと思われます。
新型シビックタイプRの特徴
引用:https://www.honda.co.jp/CIVICTYPE-R/webcatalog/interior/cabin/
とにかく納期に時間が多大に掛かる新型シビックタイプRですが、なぜそこまでユーザーに人気があるのか、その特徴を見てみましょう。
かつてホンダの人気モデルであったシビックがカタログから消え、後継モデルとして人気を高めたモデルがコンパクトカーで人気の高いFITです。
それまではハッチバックボディーを中心セダンやワゴンモデルがありにエントリーモデルとして、サーキット走行のベース車になるなど、ホンダを代表するモデルとなります。
引用:https://www.honda.co.jp/CIVICTYPE-R/webcatalog/performance/driving/
シビックタイプRは、そのシビックにホンダがチューニングした硬派仕様のスポーツモデルで、公道を走るレーシングカーとして揶揄されたこともあるほど、本気度の高いモデルになります。
新型シビックタイプRは2000㏄DOHCターボエンジンを搭載し、最高出力で320PSを発揮、、最大トルクは400N・m[40.8kg・m]を誇っています、間違いなくノーマルで歴代シビックタイプRにおいて一番大きな馬力を発生させています。
ここまで高出力エンジンを搭載すると、駆動方式が4WDとなることが多いなかで、伝統のFFを採用しており電子デバイスで高出力を上手く制御していることが容易に想像が出来ますね。
引用:https://www.honda.co.jp/CIVICTYPE-R/webcatalog/performance/driving/
新型シビックタイプRを制御するのは電子制御だけではありません。
純正部品として最高峰レベルと言われるアクティブ・ダンパー・システムを持つ足回りは、電子制御で過去に無い緻密な制御を行い、コーナーリング時における車体の安定性に貢献しています。
引用:https://www.honda.co.jp/CIVICTYPE-R/webcatalog/performance/driving/
他にも市販車を超えるレベルのブレーキとしてブレンボ製などを装備しており、まさに公道を走るレーシングカーと言える装備とチューニングをされたモデルなのです。
まとめ
引用:https://www.honda.co.jp/CIVICTYPE-R/webcatalog/performance/driving/
ここまで新型シビックタイプRの納期に付いて、いろいろと調べて来ましたが結論としては、イギリス生産の逆輸入モデルだけに納期の短縮がとても難しく、バックオーダーの数から発注して納車されるまで10か月前後は必要であることがわかりました。
納車を早めたいユーザーは、新古車などのキャンセル車か中古車を狙って購入する以外に、納期を短縮する方法が無いと言うことも解りました。
大型発注のモデルはキャンセルが意外に多く出るので、入手するのは決して難しくないと言う事実もあります。
近年、ここまで人気の高まったモデルは珍しく、生産拠点が海外である関係で納期が遅いとは言え、エコカー全盛の時代だけに生粋のスポーツモデルが極端に少ない今の自動車業界にスポーツカーを求めるユーザーの姿が浮き彫りになっている状況が解る現象ではないでしょうか。
ホンダが販売するタイプRは、ホンダの威信を掛けて制作される生粋のスポーツモデルのみに与えられる称号で、新型シビックタイプRはその名に恥じない高性能なスポーツモデルです。
自動車メーカー各社は、ホンダの新型シビックタイプRの事例を見て、往年のスポーツモデルを復活させるような現象が起こり始めていますが、燃費重視のエコカーしか売れなかった時代がそろそろ新たな時代に入り込もうとしているのかもしれませんね。
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