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2018年夏に20年ぶりにフルモデルチェンジしたスズキ・ジムニー&シエラ。
タフなギアとしてのキャラクターや本格的なスタイルなどが大好評で、メーカーの販売目標台数を大幅に上回る売れ行きとなりました。
20年ぶりのフルモデルチェンジなので、どこをとっても大幅に進化しているのですが、ここでは小型自動車シエラのエンジンK15B型に注目して、調べてみました。
ジムニーシエラのエンジンK15B型の特徴
ジムニーとシエラの違いはいくつかありますが、最も大きな違いはエンジンです。
ジムニーは軽自動車枠の660ccエンジンですが(ターボ付き)、シエラは1500ccエンジンとなり、低速から高速まで余裕ある動力性能を発揮します。
ジムニーとシエラの誕生
実はジムニーは初代(発売は1970年!)から軽自動車として販売されていたものの、エンジンのみ小型自動車に拡大したバージョンを用意していました。なぜなら輸出を考慮したからで、海外では軽量な初代ジムニーでも800ccエンジンを搭載していたため、それを国内転用したのです。
初代ジムニー(下の画像)の800ccエンジンは国内ではほとんど売れなかったそうですが、2代目ジムニーで搭載された1000ccエンジンは大変好評で、後に1300ccに拡大され「シエラ」のサブネームがつけられました。
引用:https://autoc-one.jp/catalog/suzuki/jimny_sierra/grade/
シエラの特徴
シエラはエンジンの違いのほかに、ホディが小型自動車枠になるため、オーバーフェンダーや大型バンパーを装着して、ジムニーよりワイルドに、本格的なクロスカントリー4WDとしての雰囲気を出しています。
また、オーバーフェンダーの装着により、トレッド(車輪の左右幅)を大幅に拡大でき、コーナーリング時や高速走行時、悪路走行時の安定性を増しています。
しかし、ボディそのものは基本的にジムニーと同じなため、車内空間はジムニーもシエラも同じです。
引用:http://www.suzuki.co.jp
シエラに搭載されたK15Bエンジンとは?
シエラのエンジンは1500㏄の4気筒で、海外向けのエルティガという車種のエンジンをベースに、シエラ用に新開発されたものです。
引用:http://www.suzuki.co.jp
馬力は102ps、トルクは13.3kgf・mとスペック的には1500㏄エンジンとしては平凡ですが、ロングストローク型で低速トルクがあり、電子制御スロットルやアイドリングストップなど、環境にも配慮した仕様です。
また、悪路走行でオイルパンの破損を防ぐため、オイルパンをアルミ製としたり、エアクリーナーなどをエンジン上部に配置して、土埃や水の侵入を避けるようにしています。
ジムニーシエラのエンジン旧型と比べると?
先代シエラは1300ccエンジンでしたので、新型は+200ccのように感じますが、実は細かく言えば+132ccであり、ほぼ1割の拡大です。新旧のエンジンスペックを細かく比較してみましょう。
K15Bのスペック
旧(M13A) | 新(K15B) | 新旧比 | |
排気量 | 1328cc | 1460cc | +132cc |
ボア径 | 78.0mm | 74.0mm | -4.0mm |
ストローク長 | 69.5mm | 84.9mm | +15.4mm |
ストローク/ボア比 | 0.89 | 1.15 | +0.26 |
最高出力 | 88ps | 102ps | +14ps |
最大トルク | 12.0kgf・m | 13.3kgf・m | +1.3kgf・m |
エンジンの形式自体は直列4気筒DOHCということで変わっていません。
排気量の10%アップに伴い、トルクも11%アップしていますが、馬力は16%向上しています。
最高出力や最大トルクの発生回転数はどちらも新旧同じなので、馬力のスペックアップは旧型よりよく回るエンジンに仕上げられたことによるのでしょう。
それぞれの詳しい数字が不明のため表には入っていませんが、実は排気量がアップしているにもかかわらず軽量化・小型化されていて、エンジン重量は14.3kg軽くなり、大きさもそれぞれ21mm~26mm小さくなっています。
設計の合理化が進んだのでしょうが、バイクのエンジンのノウハウがあるスズキは、エンジンの設計が上手だなぁといつも感心します。
引用:http://www.suzuki.co.jp
ショートストロークとロングストローク
新旧で最も異なるのがエンジンの「性格」で、旧型は「ショートストロークタイプ」なのに対して、新型は「ロングストロークタイプ」に変更されました。
引用:http://www.suzuki.co.jp
このショート、ロングというのはピストンのストローク長に対するピストンの径(ボア)の比率を表し、上述のストローク/ボア比が1以上ならロングストローク、1未満ならショートストローク(丁度1ならスクエアストローク)といいます。
ロングストロークはエンジン回転は抑え気味だがトルクが豊か、ショートストロークはエンジンは小気味よく回るがトルクが薄いという特徴があり、一般的には大きく重い車はロングストローク、スポーツカーなどはショートストロークが多いです。
シエラのエンジンは新旧でこのストローク/ボア比が劇的に変更されており、先代は1300ccにもかかわらず、軽のジムニーより遅いと揶揄されており、スペック以上に実トルクが不足していたのでしょう。
引用:http://www.suzuki.co.jp
ジムニーシエラのエンジンK15B型の評価や口コミ
では実際のシエラの走行性の評価はどのようなものでしょうか?
シエラのエンジンの評価は?
走らせてみると、出足はターボ装着のジムニーの方が機敏に感じることもあり、街中ではジムニーの方が良いのでは?と感じることもありそうです。
しかし、郊外に出るとシエラの豊かなトルクが実感でき、低いエンジン回転数で余裕を持って走ることができます。特別パワフルではありませんが、小型自動車として全く問題はありません。
引用:http://www.suzuki.co.jp
ジムニーにはっきりと差をつけるのが高速走行です。エンジン回転数は100キロ走行時でおよそ3000rpm程度で、1500ccの乗用車としては高めですが、オフロードを走るためギア比が低めに設定されていることを考慮すれば、エンジン騒音なども納得できる範囲で、ジムニーに比べれば大幅に静かです。
上り坂の追い越し加速など、トルクを求められる場面でも期待に応えるパワーを発揮し、ジムニーのように「一所懸命やってます!」という悲壮感はありません。
なので、当然ハードな悪路走行時も、自然吸気エンジンであることも相まって、デリケートなアクセルコントロールに応えてくれるでしょう。
燃費はWLTCモードでジムニーと比較すると、以下のようになります(4AT)。
シエラ | ジムニー | シエラ – ジムニー | |
総合 | 13.6 km/L | 13.2 km/L | +0.4 km/L |
市街地 | 11.2 km/L | 11.0 km/L | +0.2 km/L |
郊外 | 14.7 km/L | 13.9 km/L | +0.8 km/L |
高速道路 | 14.6 km/L | 14.2km/L | +0.4 km/L |
なんと、燃費はすべての項目でシエラがジムニーを上回ります。やはりジムニーの重さには軽のエンジンでは役不足なのです。
性能面でも経済性でも、ジムニーよりシエラの方がおすすめですね。
シエラのエンジンの口コミは?
実際に新型シエラを購入した人の口コミはどうでしょうか?価格.comから口コミをピックアップしてみました。
- 今まで乗った車で最も非力だが、山道でもしっかり上ってくれる。
- 思ったより走らないこともあるが、高速でもパワーには困らない。
- 静かで低速トルクもあり実用的。
- トルク特性がフラットなので、アクセルを踏み込んでも急にトルクが出ることがなく、悪路でも安心して走れる。
- 実燃費は街中、高速含めて12km/Lぐらいだった。
全体的な意見としては「パワフルではないけど必要十分」「速さを求める車ではない」という感じでした。
ジムニーよりシエラがおすすめ!
今回はシエラのエンジンを中心に調べてみましたが、動力性能、静粛性、経済性のすべてでジムニーを上回り、どうしても軽自動車にしなければならない事情がない限り、シエラの方がおすすめという結論になりました。
他にも、トレッドが広がったことによる、コーナーリング時や高速走行時、悪路走行時の安定性の向上も大きな利点です。
シエラはジムニーに比べて車両本体価格が20万円前後(グレードによる)ほど高くなるし、自動車税も23,700円/年ほど高くなりますが、7年ぐらい乗れば実燃費の差でほとんどトントンになるような気がします。
ただ、シエラの方が納期が長いようなので、このあたりはディーラーでよく確認してください。
何しろ、スズキは大量のバックオーダーを抱え、2019年から製造ラインを新設して対応していますが、それでも軽自動車のジムニー(以下ジムニー)は1年、小型自動車のジムニー・シエラ(以下シエラ)は1年半の納期と言われています。
それでも待つ価値はあると思うので、迷っている方は、ぜひジムニーとシエラの両方に試乗して、納得のいく結論を出してくださいね。
アイキャッチ画像引用:引用:http://www.suzuki.co.jp
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