下取りは必ず一括査定サイトを使うこと!
下取りは必ず一括査定サイトを使うこと!
ディーラーでは30万円の下取りが、
買取業者では80万円になることも
多々あります。一括査定サイトを使うことで、
大手下取り会社の最大10社があなたの車の買取価格を
競ってくれるので、
結果的に値段が吊り上るのです。
三菱自動車から販売されているデリカD3ですが、商用車として人気が高く、最大の特徴は大容量のラゲッジスペースと座席の可変が助手席まで行えるシートアレンジとなっています。
低価格化実現のためガソリン車しか用意されていませんが、燃費性能について気になるところです。
基準値や実際の燃費がどれくらいなのか確認したいと思います。
デリカD3の燃費
デリカD3について確認しておきましょう。
車両は小型5ナンバーのミニバンタイプであり、2016年から現行タイプとして販売されています。
商用車として人気が出ている背景には、ラゲッジスペースやシートアレンジの他に安全装備が標準で備わっていることが挙げられます。
衝突安全設計となっている衝撃吸収ボディと高強度キャビンは、効果的に衝突エネルギーを吸収するので、ドライバーや同行者の衝撃を和らげてくれます。
また、急なハンドル操作による不安定な動きや路面凍結等のスリップを防いでくれるASC動作は、安定した走行をサポートしてくれます。
引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/delica_d3/safety/saf_01.html
グレードは2つのみとなっていますが、3列シート(7人乗り)仕様のGモデルと2列シート(5人乗り)仕様のMモデルが用意されており、どちらも車両の大きさは同じとなっています。
(全長4,400mm×全幅1,695mm×全高1,850mm)
それぞれ燃費性に違いがありますので詳しく見ていくことにします。
・Gモデル
- 乗車定員 :7人
- 車両総重量 :1735kg
- CO2排出量 :181.0g/km
- 燃費(カタログ) :12.8㎞/l
- 燃費(実消費) :9.0㎞/l
- 参考価格:2,106,000円
引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/delica_d3/utility/uti_03.html
・Mモデル
- 乗車定員 :5人
- 車両総重量 :1585kg
- CO2排出量 :1760g/km
- 燃費(カタログ) :13.2㎞/l
- 燃費(実消費) :9.2㎞/l
- 参考価格:2,008,800円
燃費(カタログ)は、JC08モード(国土交通省審査値)となっており、単純走行時(一定のスピードで真っ直ぐ運転する)が基準となっています。
燃費(実消費)は公道を走る上での条件、カーブを曲がったり、エアコンを付けたり、急加速や急ブレーキをかけたりと、平均して30%の負荷率を減算した数値となります。
つまり、乗り方にもよりますが、Gモデルは9.0~12.8㎞/l、Mモデルは9.2~13.2㎞/lの間でガソリンを消費することになります。
引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/delica_d3/performance/
モデル別に見てきましたが、その差は1.0km/l以下ですので、カタログおよび実消費ともにあまり変わりがないことが分かると思います。
しかしながら、積載量の違いによっては大きく変化することになりますので、5人しか乗れないMモデルの方が燃費はよくなるケースが増えてくるのではないでしょうか。
基準排出ガス75%低減レベルを達成しているデリカD3は、CO2排出量を軽減した低燃費性能を持った車となっています。
車両総重量を見ても分かる通り、安全性を重視するがあまりに重たい車両となってしまったにも関わらず、これだけ燃費がいいのですから人気が高いのも納得できます。
デリカD3の燃費をライバル車と比較
小型5ナンバーのミニバンタイプは、デリカD3以外にどのような車があるのでしょうか。
燃費性能を含めて、ライバル的な存在となるものをいくつか取り上げてみたいと思います。
・NV200バネット(日産)
デリカD3ですが日産自動車のOEM車となっています。
モデルとなっているのはNV200バネットとなり、アメリカでは正式なタクシーとして採用されています。
特有のボディーカラーを三菱自動車が供給しているものの、オプション装備を含めて全て日産自動車で製造していますので、直列4気筒エンジンを含めて走行性に違いはありません。
NV200バネットの方がグレードは多いのですが、価格帯はデリカD3と同じようになっています。
- 燃費(カタログ) :5人乗り13.2㎞/l、7人乗り12.8㎞/l
- 燃費(実消費) :5人乗り9.2㎞/l 、7人乗り9.0㎞/l
- 価格帯 :1,930,000~2,330,000円
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/nv200vanette/specifications.html
・シエンタ(トヨタ)
トヨタを代表する小型ミニバンとなります。
7人乗りタイプとして登場したのですが、現在では5人乗りタイプも用意されており実用的な車として人気を集めています。
ハブリッド車も用意されており、燃費性能に関して言えば大きく引けを取られていると言わざるを得ません。
車両重量の軽減化を図っているだけにガソリン車でもデリカD3の燃費をはるかに上回っています。
また、車高も高く設計されていますので、大きな荷物を積むことも可能です。
ガソリン車の範囲で、デリカD3を乗用車として購入を検討する場合の強力なライバル車となります。
- 燃費(カタログ) :20.2㎞/l
- 燃費(実消費) :13.9㎞/l
- 価格帯 :1,770,000~2,540,000円
引用:https://toyota.jp/sienta/grade/?padid=ag341_from_sienta_navi_grade
・フリード(ホンダ)
小型ミニバンとして国内販売台数1位を獲得したフリードは、5人乗り、6人乗り、7人乗りのシート配置から選べる大人気車種です。
ガソリン車とハブリッド車の両方が用意されており、いずれもデリカD3の燃費性能のよりも高い数値を出しています。
フリードは居住空間に力を入れており、大人6人乗っても窮屈さを感じずにドライブすることができます。
一方のデリカD3は過重積載にも耐える造りをしていますので、アウトドア等の用途の違いによってフリードと比較されることが考えられます。
- 燃費(カタログ) :19.0㎞/l
- 燃費(実消費) :14.1㎞/l
- 価格帯 :1,880,000~3,160,000円
引用:https://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/type/hybrid/
3台のライバル候補を上げてみましたが、いずれもデリカD3と比較されることが予想できます。
特にシエンタとフリードに関して言えば、燃費で勝っているだけに難しい選択をすることになるでしょう。
デリカD3の燃費のまとめ
デリカD3の燃費についておさらいをしてみます。
Gモデルは9.0~12.8㎞/l、Mモデルは9.2~13.2㎞/lというのが実燃費となっており、他の車と比べてカタログ燃費(JOC08)に近い数字を出すことができます。
自家用車は思い思いにオプションを装備してオリジナルの一台を決めていきますが、デリカD3はオプション類が少なくエントリーモデルのみを販売しているので、従来の車両重量で計測した数値と荷重に変化がないためなのです。
公道によって燃費がどのように変わっていくか確認しておきましょう。
・一般道
信号が多く発進やブレーキ、アイドリングを余儀なくされますので、燃費が落ちてしまいます。
9.5~10.5㎞/lの間が考えられます。
・高速道路
カタログ数値に近い燃費が期待できます。
11.5~12.5㎞/lの間が考えられます。
・山道
上り坂は余計にアクセル踏んでエンジンを回すことになり、下り坂はブレーキやシフトチェンジによりエンジンへ負担をかけることになり、かなりガソリンを消費してしまいます。
8.0~9.0㎞/lの間が考えられます。
引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/delica_d3/utility/uti_03.html
公道で街中を運転するうえで燃費がいいと言われるのは、ガソリン車で9.0~10.0㎞/lあれば及第点となっていますので、デリカD3は燃費の良さを十分に実現しています。
さらに、平均燃費 、平均車速、瞬間燃費がひと目で確認できるメーター類がありますので、燃費を意識することできる期待感が高まります。
燃費に関する注意点をまとめてみましたのでチェックしてみて下さい。
引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/delica_d3/utility/uti_03.html
・アイドリング
デリカD3にはアイドリングストップ機能がありませんので、ちょっとした駐車でもエンジンを切るようにしましょう。
・急加速
直列4気筒エンジンは、低速から中速にかけてパワーに物足りなさを感じると思います。
だからといって余計にアクセルを踏んでエンジンを回しても、加速性能に大きな差は出ませんので、ガソリンの無駄遣いには気を付けましょう。
・急ブレーキ
アクセルとは反対に急ブレーキもエンジンに負担をかけてしまいますので、普段から安全運転を心がけましょう。
・エアコン
夏場の冷房や冬場の暖房はバッテリーを極端に消費させてしまい、それを補うために余計にエンジンをかけることになります。
こまめに温度調節をして使い過ぎに注意しましょう。
・空気圧
タイヤの空気圧が低いと、平均で2~3%の燃費を落としてしまうと言われております。
こまめに空気圧をチェックしましょう。
引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/delica_d3/option/opt_01.html
・オイル交換
オイルが濁ると不完全燃焼を起こしてしまい、ガソリンを余計に消費してしまいます。
忘れずに定期交換をして下さい。
・荷物
デリカD3は荷室の床高さが低いので荷物を載せやすいですが、荷物がたくさん載せていると燃費が悪くなってしまいます。
荷物の載せすぎには注意が必要です。
引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/delica_d3/spec/pdf/delica_d3_figure.pdf
安全性能と積載量で優位を示しているデリカD3ですが、ファミリータイプの車には、それをカバーできるだけの特徴(燃費性能)があることを分かっていただけたかと思います。
エンジンに負担をかけない通常運転を続けることにより、デリカD3の燃費の良さを体感できるのも事実ですので、そちらも念頭に置いて比較してみて下さい。
キャッチ画像:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/delica_d3/grade/gra_02.html