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車のタイヤは非常に重要な部品で、車の性能の全てを担っていると言っていいほどのものになります。
乗り心地からパワーの制御、天候やブレーキの制動距離など車にとってタイヤはなくてはならない存在です。
そんな重要なタイヤですが、BMW・X3ではどのようなタイヤを履かせているのか、その辺りを見てみましょう。
BMW・X3のタイヤは?
引用:https://pixabay.com/images/search/bmw/?pagi=2
まず最初にBMW・X3に履かせているタイヤを見てみましょう。
BMW・X3はSUVなので(BMWはSAV/スポーツアクティビティビークルという名称で販売)、それなりの幅があり、大きなタイヤを履かせております。
その詳細を見ていきましょう。
BMW・X3のタイヤのサイズは?
引用:https://pixabay.com/images/search/size/
BMW・X3のタイヤはグレードによって異なります。
なのでそれぞれのグレードことにタイヤのサイズを明記していきます。
X3 20i・xDrive Standard/20d Standard
引用:https://www.bmw.co.jp/content/dam/bmw/marketJP/bmw_co_jp/pdf/all-models/X/X3/118_G01%20JPN_web.pdf
こちらのモデルのタイヤのサイズは、
225/60R18
こちらの上記のサイズになります。
X3 20i・xDrive xLine,M Sport/20d xLine,M Sport
引用:https://www.bmw.co.jp/content/dam/bmw/marketJP/bmw_co_jp/pdf/all-models/X/X3/118_G01%20JPN_web.pdf
画像はM Sportの物になりますが、タイヤのサイズは以下になります。
245/50R19
スタンダードモデルに比べて、リム幅が大きくなっています。
X3 M40d
引用:https://www.bmw.co.jp/content/dam/bmw/marketJP/bmw_co_jp/pdf/all-models/X/X3/118_G01%20JPN_web.pdf
フロント:245/40R21
リア:275/35R21
M40dは前後でタイヤのサイズは違い、スポーティな走りを楽しめるようにリアタイヤは幅のあるタイヤを履かせております。
タイヤのサイズの見方
引用:https://pixabay.com/images/search/tire/
上記にタイヤのサイズは載せましたが、実はこの数値は非常に重要な情報となっております。
この情報を見誤ると重大な事故を起こしかねないので、タイヤの表記の見方を学んでおきましょう。
完全なタイヤの形式を記憶をする必要はなく、タイヤの交換の時などに必要な知識となりますし、また積載能力のことも書かれているのでここで見ていきましょう。
参考にするのはX20iと20dの xLineタイヤで見ていきます。
245/50R19
まず左から「245」という数値はタイヤの幅になります。
なので、BMW・X3のタイヤは245mmのタイヤということになります。
その次に「50」という数字ですが、こちらは扁平率になります。
扁平率とは、タイヤのホイールから地面に接地するまでのパーセンテージになるのですが、簡単に言いますとホイールから接地までのタイヤの厚さ、または高さということになります。
扁平率が高いとタイヤの空気層があるため乗り心地が良くなりますが、見た目が少々不格好になります。
逆に扁平率が低いと乗り心地が悪くなってしまい、車内の振動が多くなりますが、インチの高いホイールを履かせることができるので見た目は良くなります。
では続いて、「R」ですが、こちらはタイヤの構造になり、ラジアル、という意味になります。
現在、一般乗用車に履かせているタイヤの主流はほとんどラジアルタイヤで、もう一つはバイアスタイヤと言いますが、こちらのラジアルの方が現代の車には適しているものになります。
バイアスタイヤは耐久力もあり、乗り心地が良いのですが、発熱がしやすいのと、高速時にはタイヤが歪んでしまうので一定の速度で走ったり、高速運転には向いていないものになります。
なので、こちらのラジアルタイヤが現在主流という理由になります。
では最後に「19」というのは、リム口径になります。
所謂、ホイールのサイズになります。
なので、この19というのはホイールのサイズが「19インチ」ということになります。
BMW・X3のランフラットタイヤとは
引用:https://www.bmw.co.jp/ja/all-models/x-series/X3/2017/design.html
BMWはMを除いた車種全車に「ランフラットタイヤ」標準装備させています。
通常のタイヤと見た目は変わりませんが、ランフラットタイヤは通常のタイヤとは異なるものなで、ここでランフラットタイヤの説明をしていきます。
ランフラットタイヤとは
引用:https://www.falken.co.jp/technology/runflat.html
繰り返しですが、BMWはランフラットタイヤが標準装備になります。
では一体ランフラットタイヤとはどのようなものなのでしょうか。
ランフラットタイヤの歴史は1970年代まで遡り、その会社はダンロップやブリジストンという会社になります。
詳細まで調べるのは困難ですが、ランフラットタイヤの一番の目的は「パンクしても走れる」ということです。
パンクが多い状態としては、タイヤの空気圧が低いまま高速を走行してタイヤが歪んでしまい、バースト(破裂)か、何か障害物を踏んで大きな衝撃を受けたかになります。
パンクが起きた際で何が一番怖いかと言いますと、走行できないことではなく、停止してしまったことで後続車が避けきれなくて車に追突してしまうことになります。
所謂、二次災害というもので「車は急には止まれない」というように高速運転時には、ブレーキを踏んでも100mは走ってしまうものです。
そこで開発されたのが、ランフラットタイヤで仮にタイヤがパンクしても、停止せずに100kmは走りことができるようにするれば、安全な場所まで車を動かして、整備を受けることができるということです。
BMW・X3然り、BMWはこのランフラットタイヤを標準装備させていますので、仮にタイヤがパンクしても安全に走行することができるのです。
ランフラットタイヤのメリット
引用:https://pixabay.com/images/search/good/
ではランフラットタイヤのメリットをここでは書いていきます。
まずランフラットタイヤはスペアタイヤが必要なくなるので、車のスペースを大きく使うことができるようになります。
また精神的なゆとりができるようになり、高速運転時でも安心して走れるようになったことになります。
しかし、まだまだ課題があるのがこのランフラットタイヤで、メリットは少なく、後述するデメリットでその問題が浮き彫りになります。
ランフラットタイヤのデメリット
引用:https://pixabay.com/images/search/bad/?pagi=2
では続いて、ランフラットタイヤのデメリットになります。
まず最初に普及していないことから価格が高価、という面がデメリットになります。
そして、ランフラットタイヤは構造上、タイヤの空気圧が抜けてもタイヤの形を維持するようにできておりますので、タイヤそのものの重さが増し燃費の悪化につながります。
またそのためタイヤが固くなりますので乗りご心地が悪くなってしまい、ゴツゴツした乗り心地になります。
通常のタイヤとは違い、サスペンションなどの設定も違いますのでその分のコストも掛かり、車自体の価格が上がってしまうのもデメリットになり、そのため通常のタイヤを履いている車にランフラットタイヤを履かせると、非常に乗り心地が悪くなってしまう結果になってしまうことがあります。
しかし、近年普及が進んだり、各メーカーが研究を行なっている結果、低価格になり、乗り心地も改善されていますので、普及すれば価格も下がりますし、メーカーも利用者から多くの声を頂けるので、より良いランフラットタイヤになるわけです。
BMW・X3にオススメのランフラットタイヤ
引用:https://pixabay.com/photos/search/flat%20tire/
では最後にBMW・X3にオススメのランフラットタイヤを紹介したいと思います。
またBMWは自社が承認したタイヤには下記の画像のように「星マーク」がついており、車の性能を最大限に活かせるように設計されています。
引用:https://www.bmw.co.jp/ja/topics/service-and-accessory/accessories/car_accessories/tire-wheel/approved-tire.html
どのメーカーも違いは些細なものですが、メーカーによって乗り心地は違いますので、ぜひ参考にしてみてください。
MICHELINi Pilot Primacy 3
引用:https://www.michelin.co.jp/auto/tyres/primacy-3
まず一つ目はミシュランのタイヤになります。
世界中の道は知り尽くし、そのフィードバッグを生かして、タイヤの研究を行なっていますので、非常に優れたタイヤの性能を発揮してくれます。
ミシュランのタイヤはBMW以外にも、ポルシェなどのメーカーからも承認を受けており、専用のタイヤまで開発されているほど信頼されているタイヤメーカーになります。
ミシュランはモータースポーツなどのタイヤも開発しておりますので、非常に高い性能を発揮してくれるのでBMWらしい走りを楽しみたい方にオススメのメーカーになります。
BRIDGSTONE Potenza S001
引用:https://tire.bridgestone.co.jp/runflat/s001rft/index.html
ブリジストンは日本のメーカーのタイヤになり、こちらもBMWから承認を受けているタイヤになります。
日本のメーカーのタイヤになりますので、日本の道ならお任せ、というほど日本の道に適したタイヤになります。
また元祖、ランフラットタイヤ開発のメーカーでもあるので、そのノウハウは非常に高いもので、通常のタイヤと何ら変わらないほどの乗り心地を提供してくれます。
もちろん、他のメーカーに負けないほどの性能を持っていることは事実で、世界中で普及しているタイヤメーカーでもありますから日本製で安心した走りを求めている方にオススメのタイヤです。
PIRELLI P ZERO
引用:https://www.pirelli.com/tyres/ja-jp/car/find-your-tyres/products-sheet/p-zero
こちらはピレリのタイヤで、古くからF1などのタイヤ提供メーカーでモータースポーツ界でのタイヤの知名度は非常に高いものになります。
また多くの欧州車の標準タイヤとして採用されていたりと、非常に実績のあるタイヤメーカーになります。
モータースポーツで培った技術を一般車のタイヤに応用し、安定した走りと耐久度を実現しているタイヤでもあるので、オールラウンドで安定したタイヤになります。
欧州車の多くの車に標準装備されているタイヤメーカーの安定した走りと、F1で培った非常に高い運動性能のタイヤを求めている人にオススメのメーカーです。
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