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CX-5の競合車であるトヨタ・ハリアーと日産・エクストレイル。
今回はこの2車と徹底的に比較していきます。
CX-5には他にもライバルとなるミドルクラスSUVがいくつか存在しますが、ハリアーとエクストレイルはその中でもトップクラスの人気を誇る2台です。
そのため、SUVを買うならCX-5・ハリアー・エクストレイルの3車で迷う方も多いです。
SUVとしてどのクルマが一番魅力的か決めたいと思います。
走行性能
まずは走行性能を比較してみましょう。
CX-5の走行性能
引用:https://www.mazda.co.jp/cars/cx-5/
マツダCX-5は先代モデルこそスポーティーな走りが特徴でしたが、足回りのセッティングが硬いことで欠点でした。
新型CX-5では、大径化したショックアブソーバー、減少したフリクションなどにより、なめらかなサスペンションの動きのおかげで、先代にも引けを取らない安定した操舵性を維持。
それに加えて乗り心地が格段に向上し、スポーティーな走りができるのに乗り心地は上質です。
駆動方式はFF・4WDを選択でき、4WDは電子制御のi-ACTIV AWDにより、トルク配分を絶えず適切にコントロールし、悪路でも優れた駆動能力を実現しています。
引用:https://www.mazda.co.jp/cars/cx-5/
パワートレインは3種類。
- 2.2Lディーゼルターボ
- 2.5Lガソリンターボ
- 2.0Lガソリン
最大の魅力とも言えるのが、2.2Lのクリーンディーゼルエンジンです。
CX-5のクリーンディーゼルエンジンは4.0Lガソリンエンジン並みのトルクを実現し、圧倒的な加速力でパワフルな走りが楽しめます。
例えるなら、CX-5は欧州車のスポーツセダンを彷彿させる優れた運動性能を体感できます。
ハリアーの走行性能
引用:https://toyota.jp/harrier/
現行ハリアーのパワートレインは3種類。
- 2.0Lガソリン
- ハイブリッド
- 2.0Lガソリンターボ
ハイブリッド車の駆動方式は4WD、ガソリン車はFFと4WDを選択できます。
引用:https://toyota.jp/harrier/
実用性としては2.0Lでも問題ないですが、ハイブリッド車と2.0Lターボエンジン車のほうが加速感は上ですし、走りもスムーズです。
サスペンションはフロントにストラット、リアにダブルウィッシュボーンを採用し、ソフトな乗り心地が魅力です。
その反面、スポーティー走行ではロールが大きくなる欠点があります。
エクストレイルの走行性能
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail.html
日産エクストレイルのパワートレインは2種類。
- 2.0Lガソリン
- 2.0Lハイブリッド
駆動方式はFFと4WDの選択が可能。
4WDは運転状況と路面の状況に応じて、各車輪に最適なトルクを配分するALL MODE 4×4-iを採用。
ブレーキと駆動力を制御し、路面から伝わる振動を抑えるACTIVEライドコントロールによって不快感を軽減させます。
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail.html
コーナリングスタビリティアシストを装備し、安定したコーナーリングを実現。
オフロード走破性だけでなく、オンロードでの走行も安定性が向上しているのがエクストレイルの特徴です。
ただ、エクストレイルはオフロード走行を想定した車なので、足回りのセッティングはストローク感ある乗り心地ですが、オンロードだとフワフワしたハンドリングで安定さに欠けます。
走行性能比較:CX-5の勝ち
引用:https://www.mazda.co.jp/cars/cx-5/
3車とも、エンジンはミドルクラスSUVとしては問題なしのスペックを誇ります。
ただ、ハンドリングの操舵性はCX-5が最も高く、ユーザーからの評価も高いです。
好みの問題もありますが、トータルで見た時に安定性に優れているのはCX-5ですね。
燃費比較
CX-5、ハリアー、エクストレイルの燃費を比較してみましょう。
パワートレイン | 燃費(km/L) | |
CX-5 | 2.0Lガソリン | 16.0 |
2.5Lターボ | 14.6~14.8 | |
2.2Lディーゼル | 17.6~18.0 | |
ハリアー | 2.0Lガソリン | 14.8~16.0 |
2.0Lターボ | 12.8~13.0 | |
ハイブリッド | 21.4 | |
エクストレイル | 2.0Lガソリン | 16.0~16.4 |
ハイブリッド | 20.0~20.8 |
引用:https://www.mazda.co.jp/cars/cx-5/
CX-5はクリーンディーゼルエンジン、ハリアーとエクストレイルはハイブリッドが燃費性能だけでなく環境性能にも優れています。
最も燃費が優れているのはハリアーハイブリッドで21.4km/L。
いずれも全モデルがエコカー減税対象になっています。
CX-5のガソリン車とディーゼル車の車両価格差は約31万円、ハリアーはガソリン車とハイブリッド車の価格差が70万円以上、エクストレイルは40万円以上の差があります。
車両の価格差はハリアーが最も大きいですね。
燃費性能はほぼ同じですが、CX-5は購入時にかかるコストが安く、パワーも優れているのでCX-の勝ちとします。
価格比較
価格 | |
CX-5 | 257万~388.3万円 |
ハリアー | 294.9万~498.4万円 |
エクストレイル | 223.1万~380.5万円 |
最安で購入できるのは日産エクストレイルです。
価格は220万円台と、1クラス下のSUVとも十分競える価格設定で、比較的手を出しやすい車です。
対して、ハリアーはエントリーモデルでも300万円近くする価格設定は、プレミアムSUVらしい強気な姿勢が感じ取れます。
CX-5とエクストレイルは、最上位グレードでも価格は400万円以下に抑えられているのに対し、ハリアーは500万円近い価格設定となっています。
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail.html
価格比較はエクストレイルが一番優秀と言えるでしょう。
ただし、価格が安いグレードは装備が不十分なのでその点には十分注意してください。
価格だけで決めてしまうと、後悔する恐れもあるので覚えておきましょう。
販売台数比較
ミドルクラスSUVは競争が激しいクラスですが、各車の販売台数はどうなっているのか比較してみましょう。
下記は2018年の年間販売台数と月の平均販売台数となります。
平均月販売台数 | 年間販売台数 | |
CX-5 | 3190 | 38290 |
ハリアー | 3750 | 44952 |
エクストレイル | 4190 | 50304 |
CX-5は発売当初こそ大人気となり、販売台数を大きく伸ばしましたがロングヒットにはならず、なんとも中途半端な数字です。
ハリアーはCX-5に大きく差をつけており、ベースグレードでも300万円近くの高額な価格設定ながらも売れており、プレミアムSUVのイメージが売上を後押ししているのでしょう。
年間販売台数は、3台の中で日産エクストレイルが見事勝ち取る結果となりました。
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail.html
エクストレイルは発売当初からコンスタントに売れ続け、その後も勢いが落ちることはありません。
ベースグレードは220万円台となっており、1クラス下のSUVとも競合可能な価格設定も人気の要因でしょう。
グレードラインナップが豊富で、目的や用途に応じて最適な選択ができるうえに、値引きが拡大傾向にあることも考えればエクストレイルが最も売れているのも納得です。
販売台数比較は日産エクストレイルの勝ちです。
サイズ・デザイン比較
ボディサイズ(mm) | |
CX-5 | 4,545×1,840×1,690 |
ハリアー | 4,725×1,835×1,690 |
エクストレイル | 4,690×1,820×1,740 |
全長はハリアーがもっとも長く、全幅はCX-5が広いです。
ハリアーは国内専用車になったことで、先代よりもサイズダウンしていますが、それでも大柄なボディです。
ボディが大きいほど、車両感覚はつかみにくくなるので、購入する前に試乗することをおすすめします。
特に3車ともデザイン上、後方と斜め後方の視界が悪く死角が多いので、問題なく駐車できるかどうかも試してみましょう。
CX-5のデザイン
引用:https://www.mazda.co.jp/cars/cx-5/
CX-5は魂動デザインを取り入れたお馴染みのエクステリアで、先代モデルから大きな変化はありません。
フロントグリルはメッシュタイプを採用し、以前よりも立体感が増して精悍さが感じられるフロントフェイスです。
Aピラーを旧型モデルより35mmほど後退させたことで、フロントノーズがより強調される見た目へと変わり、迫力と躍動感を演出しています。
引用:https://www.mazda.co.jp/cars/cx-5/
CX-5は、ボディカラーの質感も良く、特に注目は特別塗装のソウルレッドプレミアムメタリックとマシーングレープレミアムメタリックで、ツヤ感と深みは高級車にも引けを取らない出来は所有する喜びを得られます。
ハリアーのデザイン
引用:https://toyota.jp/harrier/
ハリアーはお馴染み鷹のエンブレムを配したフロントグリルと、薄型のヘッドライトで押し出し感のあるフロントフェイスを演出しています。
水平貴重のデザインを採用しながらも、テールは寝かせておりスポーティー感も出しているのが特徴的です。
引用:https://toyota.jp/harrier/
全体的にプレスラインやディテールは控えめで、スマートな見た目ながらも高級感を感じさせてくれるのが、いかにもハリアーらしいですね。
エクストレイルのデザイン
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail.html
エクストレイルのデザインは日産車共通のVモーショングリルを採用し、鋭角なヘッドライトで精悍なフロントフェイスに仕上げています。
先代モデルから大きくデザインを変更し、全体的にシャープさが増しており、都市型SUVの雰囲気が強くなりました。
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail.html
フロントフェンダーからサイドにかけてプレスラインを施し、ルーフラインを水平にしたことでオフロード感の演出も忘れていません。
シャープな見た目になりながらも、力強さも感じられます
サイズ・デザインの比較:CX-5の勝ち
引用:https://www.mazda.co.jp/cars/cx-5/
エクステリアデザインは好みの問題もありますが、ハリアーは全長が長いながらもホイールベースは短く、フロントオーバーハングを長く取っています。
いささかデザインは時代遅れな感じが出ています。
エクストレイルは、サイズが大きいこともあり車内空間は広く快適ですし、ウィンドウも広めなので他2車よりも視界は良好です。
ただ、オフロード感が他の2台よりも強く、腰高な見た目で不格好に思えます。
これに対して、CX-5は横幅を広く取り、車高を低くしたことでワイド&ローのスタイリングは都会的でかっこいいですね。
また、ボディカラーの質感も高く、プレミアムカーの雰囲気も相まって、いい意味でSUVらしくないカッコよさが感じられます。
サイズ・デザインの比較はマツダCX-5の勝ちとします。
まとめ
今回の比較結果をまとめると…
走行性能:CX-5の勝ち
燃費:CX-5の勝ち
価格:エクストレイルの勝ち
販売台数:エクストレイルの勝ち
サイズ・デザイン:CX-5の勝ち
最終勝者はマツダ・CX-5となりました。
デザインはキープコンセプトながらも、より洗練さが増し魅力的な車へと進化したCX-5。
先代から好評を得ていた操舵安定性を見事引き継ぎながらも、乗り心地が上質になり、全体的に質感もアップしています。
もちろん、最終的には好みで選べばよいですが、やはりコスパの良いCX-5がおすすめですね。
新車が値引き金額から、更に50万円安くなる裏ワザとは?
「この車、予算オーバーだ…」
「値引き交渉したいけど苦手で…」
「ディーラーを回るのが面倒だ…」
「新車を最安値で手に入れたい…」
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