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日産 シルビアは、1965年から2002年まで販売され、初代のCSP311型に始まり、7代目となるS15型で販売終了となりました。
その中で「S13型」は5代目にあたり、1988年から1993年まで販売されました。
1988年にデビューしたS13シルビアは1980年代後半、既に小型5ナンバーサイズのFRスポーツクーペは姿を消しつつありましたが、数少ない生き残りの1台として登場しました。
流麗で近代的なスタイルから若者向けデートカーとして大人気となり、当時そのジャンルの王者、ホンダ プレリュードを凌駕しました。
また、現在でもFRスポーツで走行性能も良いことから、多くの改造パーツが取り扱われ、ドリフトやサーキット走行を楽しむ車として人気があることでも知られています。
現在では希少価値も高くなって来ているシルビアS13について振り返って見ましょう。
シルビアS13型の中古車市場は今どうなっている?
今では、ドリフトや改造を楽しむファンから絶大な人気を誇る「シルビア S13」。
技術面でも当時最先端の走りの方も、先代から引き継いだ1.8リッターのCA18DET、後期型で換装された2リッターのSR20DETといったハイパワーターボエンジンと、新開発のリアマルチリンクサスペンション、日産独自の4WS(4輪操舵)機構であるHICASの採用で、大きく向上しました。
https://www.youtube.com/watch?v=6oZz6eS8Kbo&t=79s
現在では改造を施していない、いわゆる「ノーマル車」は希少価値があり、高値で推移する傾向があるようです。
日産シルビアの中古相場に関しては、S13の場合、車体が非常に少なく、価格も全く安定しておらず、現在の中古車価格は38万円~295万円となっています。
また、現存するS13はノーマル状態で残っている物件はまれで、何かしらの手が加えられています。
ですので、ノーマル車を購入することは非常に困難です。
引用:http://www.autoselect.co.jp/ja/
検討する際には、事故歴やメンテナンス状況など確認することも重要なポイントです。
当時すでに少なくなっていたミドルクラスの後輪駆動車で、スポーツ走行にも適した設計であったことが原因で、アフターマーケットにおいてスポーツ走行用の様々な改造パーツが開発され、日産の想定外の事態として、サーキットや峠などで走るための車として(時に、無謀な暴走行為に)使用されることとなりました。
これはS13型だけに限った話ではなく、その後のモデルであるS14型やS15型も同様でした。
シルビアS13型のエンジンや内装をカスタム化してみよう
1988年デビュー当時のS13シルビアはスポーツカーというより、FRレイアウトを採用していたスタイリッシュなデートカーでした。
エクステリアは四角デザインなのですが、インテリアはまるみを意識したデザインになっていてコクピットは実にシンプルなデザインで、余計な線が少なくしていています。
内装カラーもグレーとブラックの2色のみというのもシンプルさを印象付けしていましたが、カスタム事例はここに当然のようにブースト計や油温計等の追加メーターが取り付けられていたのです。
当時のターボ車では車のコンディションを把握するため、ブースト計と油温計は必須でした。
当時は多くの方がお気に入りのメーカーの追加メーターを取り付け、この追加メーターを付けただけでも室内の雰囲気が変わり、気分だけでも走り屋を満喫していた人も多かったようです。
引用:https://www.nippon-seiki.co.jp/defi/
次にシートについて紹介していきます。
実はシルビアS13のシートはシンプルなデザインは好評でしたが、非常に残念な面もあったのです。座面も背面も全くホールド性はありませんでした。
そのためシートを交換するカスタム事例もとても多いです。
座面の厚みを薄くしながらも乗り心地とホールド性を重視してレカロシートやBRIDEのシートは多くの走り屋と呼ばれた若者が装着しました。
リクライニング付きで普段使いもしやすい「セミバケットシート」サーキットでのレースというよりも、日常的に使いたいならセミバケットシートがおすすめです。
引用:https://www.club.recaro-automotive.jp/
クライニング機能も付いていて、後部座席にある物も取りやすいため、日常的に使うことができます。
リクライニングシートで、背もたれを倒すことができます。
ホールド性はフルバケットシートの方が高いですが、一般的なシートに近いためなじみ深い形です。
フルバケットシートよりホールド力は弱いものの、比較的乗り降りしやすいのもメリットといえます。
抜群のホールド力で強烈なGも平気な「フルバケットシート」レース用にバケットシートを用意する場合は、フルバケットシートがおすすめです。
セミバケットシートよりも高いホールド力で、背もたれが固定式になっています。
姿勢は固定されますが、横方向の重力の影響が少ないため、安定した運転ができます。Gが掛かっても体が固定されるため操作性が向上する。
ただし、ホールド力が高いので乗り降りがしにくく、普段使いには向いていないです。
なお、一般的なフルバケットシートは車検に通れば公道も走れますが、競技専用モデルは公道で使うことができないので注意です。
モータースポーツでも人気があるS13シルビアは、シートを交換する事で、車内をレーシーに彩ることが出来る上に、しっかり体をホールドしてくれるのでよりドライビングが楽しくなります。
スタイリッシュかつ、スポーティながら座面サイドを低く設定し、スポーツ車はもちろん、ミニバン・ワゴン車に装着しても乗り降りしやすいカスタムです。
この当時は固定タイプのフルバケットシートは車検を通過することができなかったため、リクライニング式のセミバケットシートの方に人気が集まります。
その時から、シルビアS13の中には、ほとんどが追加メーターやバケットシート、そこに四点式シートベルトを付けている車が非常に多かったようです。
ドリフト走行を意識した日産シルビアS13型のカスタム方法とは
ドリフト走行を意識したカスタム事例として
・車高調は必須ですね。
車高を低くし、固めの足回りにする事で、コーナリング時のロール量が減り、ダイレクトな走行感になるので、車の滑り出す瞬間を察知し易くなります。
・機械式LSD
ドリフトでは2WAYタイプを用いる事が多いです。後輪の左右の回転差が無くなり、均等に回る事で、ドリフト時のコントロール性が向上し、ドリフトスピードも上がります。
・4点式シートベルト
シートにピッタリと固定され、運転の姿勢が崩れる心配が無くなる。
デメリットは、毎回の装着が面倒に感じる事がある。
純正シートベルトとの併用がオススメです。
・強化クラッチ
ドリフトをするとクラッチはより一層の消耗品してしまいます。
ダイレクトな強化クラッチにする事で、クラッチの滑りが軽減し、消耗も軽減します。
・社外マフラー
排気効率の向上。
スピンターンノブ
・サイドブレーキを上げた時の「カチカチ」っとロックするのを解除したりロックさせたりを操作するものです。
歴代シルビアの中で一番の販売台数を誇り、当時の若者をワクワクさせたS13は、今でも車を愛する若者から圧倒的なな人気を博しています。
また、前述したカスタマイズ方法はほんの一例にすぎません。
カスタマイズの方法は無限にあるといっても過言ではないでしょう。
その中から自分にとって一番の一台に仕上げていくのは、昔も今も変わらない楽しみですよね!
アイキャッチ画像引用:http://www.carsensorlab.net/kakaku/nissan/silvia/
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