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日本でブレイク寸前のラリークロス。
興味を持ったのなら、まずはルールと歴史、参戦車種などから知ってみてはどうでしょうか?
ラリークロスとは?
ラリークロスとはモータースポーツの一種で、大きく分けて2つの団体が運営を行っています。
世界ラリークロス選手権のWRXとグローバル・ラリークロス選手権のGRCの2つで、後者はXゲームによって比較的高い知名度を誇ります。
競技内容はほぼ同じですが、参戦チームと車種に違いがあります。
ラリークロスの競技は、いわゆる運動競技場くらいのスペースにダートとアスファルトの路面を組み合わせた1~1.5kmのコースを作り、最大6台で競い合うものです。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%B9%E9%81%B8%E6%89%8B%E6%A8%A9
イメージとしてはラリーとレースのいいとこ取りをした感じで、更にジャンプ台や遠回りコースなどの仕掛けが施されます。
この遠回りコースはジョーカーラップと呼ばれ、レース中は必ず最低でも一度は通る必要があります。
異なる路面と仕掛けのおかげで、単調になりがちなレースに面白さが加わり、観戦する人をエキサイトさせます。
単なるレースにラリー感が色濃く表れ、しかも限られたスペースでレースが展開するので、熱狂的なファンが多くいるのも頷けます。
1周あたりの距離があまり長くないこと、そして最大6台で競う点も、ラリークロスならではの魅力です。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%B9
日本だと知名度が低く、名前を知っていても見たことがない人は多いですが、しかしモータースポーツ好きならハマる可能性が大きいです。
それほどまでに独自の魅力を持っていて、一般的なラリーや他のレースとは違う良さがあります。
短時間の内に様々なレース展開が起こりますから、一時も目を離すことはできませんし、展開次第では釘付けになること間違いなしです。
ちなみに2019年の時点では、DAZN(ダ・ゾーン)という動画サービスでラリークロスを不定期ながら見ることができます。
F1などモータースポーツだけでなく、欧州サッカーやMLB(メジャーリーグ)も配信されているので興味があればチェックしてみてはどうでしょうか?
ラリークロスのルール
ラリークロスは、
・Supercar
・Super1600
・Touring Car
・RX Lite
の4クラスがあります。
予選では1レースに5台の車両が4周してタイムを競い合います。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%B9%E9%81%B8%E6%89%8B%E6%A8%A9#%E8%BB%8A%E4%B8%A1
予選は順位よりもタイム重視で、タイムの早い方からヒートポイントが与えられます。
この予選を4レース繰り返して、合計したヒートポイントの上位12台までがセミファイナルに進む形となるわけです。
更に予選終了後の上位16台までは、インターミディエイトというポイントが獲得できます。
例えば1位から順に16ポイント、15ポイント、14ポイントといった具合です。
セミファイナルでは、予選に通過した12台が2つのグループに分けられます。
1レースでは6台が走り、6周を競い合って上位3台がファイナルに進むルールです。
セミファイナルはタイムではなく、純粋にゴールの順番が重要になります。
こちらも同じく、上位から順にチャンピオンシップというポイントが振り分けられます。
各グループの上位3名のみが、いよいよファイナルに進出できます。
ファイナルは残った6台がポイント順に並び、一斉にスタートする形で優勝を狙います。
優勝者には8ポイント、2位以下には5ポイントが与えられるので、優勝の重要性は高いです。
加えて順にチャンピオンポイントが与えられていきます。
ポイントは年間を通して、最も多く合計点を獲得した人が年間チャンピオンに決まります。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%B9
レースの段階によってタイムで競ったり、一番早いゴールを目指す違いはありますが、ルール自体はそれほど難しくないです。
走行台数ははそれほど多くないので、誰がどの車両に乗っているかも把握しやすいでしょう。
簡単なルールを覚えて観戦を行えば、ただ眺めて見るよりも格段にレースが面白くなります。
ラリークロスの歴史
ラリークロスのルーツは、1967年に放送されたイギリスのTV番組において、ラリードライバーを集めて行われたショーにあるとされます。
最初にレースを開催したのはFIA世界ラリークロス選手権で、1973年から開催が行われていたFIAヨーロッパラリークロス選手権、発展したものです。
2014年を境に世界選手権の性格が強くなり、メジャースポーツへと発展していきます。
一方のグローバル・ラリークロス選手権はアメリカで人気となり、Xゲームにおける注目の種目に位置づけられます。
これがラリークロスの大まかな歴史で、車好きの多いイギリスのTV番組が切っ掛けというのが面白いところです。
つまり、ラリークロスの誕生は約50年前に遡りますが、レースが世界選手権化して本格的なものになったのは近年のことです。
FIA世界ラリークロス選手権は年間12~13戦が行われ、総合優勝を競い合う様子が注目を集めます。
日本ではまだまだ知名度が低くこれからですが、ヨーロッパでは既に、一部地域において世界ラリー選手権のWRCを凌ぐ人気を誇ります。
アメリカだと2018年にARXシリーズが立ち上げられ、ますます注目度が高まる様相を見せます。
対して、グローバル・ラリークロス選手権では、エナジードリンクでお馴染みのレッドブルが主なスポンサーを務めます。
最初のレース開催は2010年のことで、この時好評を博して以降も毎年続けられるようになりました。
2011年は年5戦のペースで、2012年にはXゲームの一環として開催され、アメリカ国内だけでなくヨーロッパからも熱視線を集めます。
2013年は南米のブラジルを始めとして、ドイツやスペインといった欧州でも開催されますが、2014年以降はアメリカのみでの開催に留まります。
ラリークロスの参戦車種
FIA世界ラリークロス選手権では、シトロエンのDS3やプジョー208WRXに、フォードフィエスタSTといった車種が参戦しています。
また、アウディS1のEKS、RXクアトロも代表的な参戦マシンなので、参戦している車種の種類が豪華さに富んでいるといえます。
引用:https://en.wikipedia.org/wiki/EKS_RX
グローバル・ラリークロス選手権には、フォルクスワーゲンのBEETLEに、フォードのフィエスタST、それに日本のスバルWRX、STIも参戦しました。
ここにシトロエンDS3やシボレーのSONICに、ヒュンダイのVELOSTERと並びます。
異なる国々の様々な車種が参戦するので、ラリークロスは豪華さも見どころです。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%88%E3%83%AD%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%BBDS3
車両はいずれも600HPの900Nmを誇りますから、圧倒的なエンジンのパワーでスタートを切る様子は圧巻です。
100mを駆け抜け時間は2秒を切る僅か1.9秒なので、ラリークロスはまさにモンスターマシンが集う祭典です。
馬力と加速が優れるので時に車両同士が激しくぶつかり合いますし、ジャンプ台があるので飛び跳ねる様子も見せます。
決して広くないスペースですが、その中でトップを目指して競い合うレース展開は、胸に何か熱くこみ上げるものを感じさせるでしょう。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%82%BF
激しいレースで車両が汚れたりダメージを負いますが、その激しさは車好きが見ても楽しめるはずです。
豪華なマシンを贅沢に使ったお祭りのようなレースですから、ラリークロスには一見の価値があります。
お祭りといってもレースは大真面目なので、最後まで目が離せないこと間違いなしです。
ラリークロスまとめ
ラリークロスは1967年に、イギリスのTV番組を切っ掛けに生まれたモータースポーツです。
2つの主要な大会の世界ラリークロス選手権とグローバル・ラリークロス選手権は、どちらも高い人気を獲得しています。
前者はヨーロッパ、後者はアメリカで特に人気で、毎年レースが開催される度に盛り上がります。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%B9%E9%81%B8%E6%89%8B%E6%A8%A9
予選と最終レースに分けられ、それぞれ激しいレースを勝ち残ったチームだけが優勝を目指せます。
ダートとアスファルトという異なる路面を走る姿は、様々なレース展開を予想させるので、興奮や感動を呼び起こします。
参戦マシンからするとかなり贅沢なレースですから、その価値はとても大きく見逃すのは損です。
アイキャッチ引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%B9
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