ダイハツの歴史とルーツ【まとめ】車種の特徴

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日本を代表する自動車メーカー「ダイハツ」とはどんな会社なのでしょうか?

車好きを自称するならぜひ、歴史や車種の特徴まで知っておくといいですね。

 

【自動車メーカー】ダイハツとは?

 

正式名称はダイハツ工業株式会社で大阪府池田市に本社を置く、自動車メーカーです。

資本金は200億円を超える大会社であり、従業員総数は4万人を超える大規模な経営がなされています。

総売上高は1兆円を超えており、特に得意とする軽自動車販売での国内シェアは30%以上にもなっています。(2018年度)

ダイハツ工業株式会社本社

引用:https://en.wikipedia.org/wiki/Daihatsu

主力の製品としては普通車も製造していたものの、小型車のラインナップは充実性が高く、こちらでの評価が高いのが特徴です。

小型車はボディーが小さい分、安全性や走行性能などを高めにくい傾向がありますが、ダイハツは自動車に求められる機能性を、高次元でバランス良く実現できる技術力があります。

このためにかつてはトヨタ自動車のOEMを手がけることもあったのですが、現在は完全子会社化されており、トヨタグループの一員となりました。

したがって現在は株式市場には非上場となっています。

なお現在は、スバル自動車にOEMを供給しているようです。

大手からOEMを受ける理由としては、技術力の高さが挙げられるでしょう。

ハイブリッドとは違って電池やモーターを使わず、エンジン自体やシャシーを改善することで燃費向上を達成する「eSテクノロジー」や、軽いのに強度も高い「TAF」と呼ばれるシャシー製造技術を駆使しています。

引用:https://www.daihatsu.co.jp/top.htm

先進的な分野にも注力しており、自動ブレーキによる運転支援システムである「スマートアシスト」などを開発しています。

技術力の高さもあって、ダイハツの車両は海外でも人気を博しており、海外工場も多数が開業するに至りました。

インドネシアやマレーシアではすでに現地法人を設立しています。

中国でも車両を現地生産するなどして、徐々に存在感を増してきているようです。

 

ダイハツの歴史とルーツ

 

ダイハツは実は日本の量産型車両メーカーとしては、最も長い歴史を持っている会社です。

そのルーツは明治40年に設立された「発動機製造株式会社」まで遡ります。

この会社は大阪高等工業学校の研究などが集まってスタートしたもので、工場向けのガスタービンなどが製造されていました。

大阪にある発動機の会社と言うことで、「大発」と呼ばれるように成ったのですが、これがダイハツの社名の由来とされています。

自動車を初めて手がけたのは1930年のことで、「ダイハツ号HA型」と言うオート三輪を開発。

これによって自動車産業の歴史が始まります。

ダイハツ1号車三輪自動車「HA型」

引用:https://www.daihatsu.co.jp/index.htm

四輪としては「コンパーノ」を1963年に市場投入しますが、このときの成果は芳しくありませんでした。

ダイハツ自体が認知されていないこともありましたが、広告戦略を誤ったりとマイナス材料が複数あり、躍進には至らなかったようです。

ダイハツが4輪自動車市場で輝きを放つようになったのは、1977年の「シャレード」の登場を待つことになります。

この車両はダイハツにとってはコンパクトカー第一号でしたが、価格に見合わぬ性能で市場を席巻。

カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するに至りました。

これを皮切りにダイハツは小型自動車を次々と市場に送り込みます。

「ムーヴ」が累計370万台突破

引用:https://www.daihatsu.co.jp/index.htm

これによって順調に売上を伸ばし、長くのライバルであったスズキを逆転するに至りました。

30年もの間スズキが小型車ではシェア第一位だったのですが、2006年にその座を奪って以来、長きに渡って首位を確保しています。

トヨタとは1967年に業務提携を行って以来、長い付き合いがあります。

完全子会社化されたのは2016年でした。

子会社になったものの独自の製造ノウハウを持っており、運転アシストシステムなどは自社で開発しています。

 

ダイハツの車種の特徴

ダイハツの車種は軽自動車などのコンパクトカーに関してのラインナップが豊富な点が、最大の特徴と言えるでしょう。

現在では小型車はすっかり自動車市場に受け入れられており、老若男女問わず売れるようになっています。

したがってそのニーズも多様化を極めており、かっこいいデザインから女性向けの可愛らしいモデルの他、ビジネス用途の需要もあります。

ダイハツはこのような多彩なニーズに応えられるような、多彩な車両を用意することでシェアを伸ばしているわけです。

引用:https://www.daihatsu.co.jp/top.htm

親会社のトヨタの気風もあって、性能面では凹凸が少なく乗りやすさが重視される傾向にあります。

走行性能や燃費、デザインや安全性など色々な要素がハイレベルになっており、車作りは高品質です。

省エネが重要なテーマとなっている昨今ですから、燃費に関しても高いレベルで開発が続けられてきました。

これに関してはミライースが35.2㎞/Lと言う圧倒的な燃費性能を達成しています。

ミライース

引用:https://www.daihatsu.co.jp/top.htm

ただし燃費競争だけにとらわれずに、走行性能を追求する側面も見せているのも特徴でしょう。

現在ではモータースポーツからは撤退しているものの、軽四スポーツとして人気のコペンを製造するなどして、走りを求めるユーザーからの支持も得ています。

 

 

ダイハツの歴代の代表車種

 

ダイハツ ミゼット

引用:https://ddgroup.daihatsu.co.jp/

ミゼットは軽自動車の規格で作られている3輪自動車で、後部座席がなくトラックになっているのが特徴です。

使い勝手の良さとデザイン、そして当時の社会的ニーズを見事についたこともあって、ベストセラーに輝いたモデルとなります。

その圧倒的な存在感と売上げのために、もともとオート3輪は手がけていなかった他社が、この市場に参入するような事態になりました。

1996年には軽四車両としてミゼットⅡが登場。

こちらも異次元なフォルムなどが人気で、いまでも愛好家がいます。

 

ダイハツ コンパーノ

引用:https://ddgroup.daihatsu.co.jp/

先ほども紹介したコンパーノは1963年に登場したダイハツ最初の4輪自動車で、同社にとっては思い入れの深いモデルでしょう。

商業的にはそこまで成功しなかったようですが、その作り込みはかなりのもので、今でもファンがいるほどです。

 

ダイハツ シャレード

引用:https://ddgroup.daihatsu.co.jp/

シャレードは1977年に登場し、ダイハツの名を世間に知らしめた名車です。

今では軽自動車において、すっかりお馴染みとなっている4ストローク3気筒エンジンを搭載したのですが、このタイプのエンジンは世界的に見ても採用は稀でした。

3気筒には問題も多かったものの、これを見事克服したこともあり、省エネブームが訪れた当時で躍進のきっかけになっています。

 

 

ダイハツ ミラ

引用:https://ddgroup.daihatsu.co.jp/

ミラは1980年に登場してから、同社のエントリーモデルとして2018年まで製造されていた車種です。

7代目までモデルチェンジがなされており、グレードも多彩です。

使いやすいコンパクトな設計でデザインも良い意味で癖がなく、燃費や価格などのバランスに優れた一台でした。

 

ダイハツ タント

引用:https://ddgroup.daihatsu.co.jp/

タントはダイハツの軽トールワゴンとなっており、同社の主力車種の一つとなります。

その特徴は何と言っても車両ベースの長さで、これは登場した時には軽四規格では第一位となっていました。

特に室内の広さに特化して開発されていて、軽自動車とは思えないものとなっています。

現在は順調にモデルチェンジを重ね、三代目が現役のモデルです。

 

ダイハツの歴史とルーツまとめ

 

ダイハツの歴史や車両の特徴などについて見てきました。

ダイハツについてもっと知りたい方に、参考にしていただければ幸いです。

引用:https://www.daihatsu.co.jp/top.htm

ダイハツは走行性能や燃費、デザインなど自動車に求められる要素を、高次元でミックスできるのが特徴なります。

このような全体的にしっかりと取り組む姿勢のために、支持を集めてきました。

特に女性からの人気が高かったのですが、高品質な車作りを続けてきた実績や社会ニーズへの対応が認められ、現在では老若男女問わずに受け入れられるようになっています。

 

アイキャッチ引用:https://www.daihatsu.co.jp/top.htm

この記事を書いた人

杉本
趣味は車・野球・サッカー
映画・ドラマ・アニメetc.
自動運転どうなるんだろうねぇ~

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