シトロエンの歴史とルーツ【まとめ】車種の特徴

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「シトロエン」は世界的有名自動車メーカーにしては、一般的にあまり知名度がないかもしれません。

よって、知っていればそれだけで車好きを自称できるでしょう。

歴史や車種の特徴まで説明できたら完璧です。

 

【自動車メーカー】シトロエンとは?

フランスの自動車メーカーシトロエンは、1919年にパリで設立されている企業で、現在はPSAやプジョーのグループに属しています。

自動車メーカーとしては、前輪駆動方式の採用や窒素ガスの気体バネサスペンションなど、先進的な様々な技術の開発で有名です。

元々は第一次世界大戦後、歯車や大砲の製造に従事していたアンドレ・シトロエンがヨーロッパにおいて、アメリカのフォードのような自動車メーカーを目指したのが最初です。

ヨーロッパの自動車大衆化を掲げ、第一次世界大戦中に稼いだお金で設立したのが、このシトロエンというわけです。

アンドレ・シトロエン(1878~1935 )

引用:https://en.wikipedia.org/wiki/Andr%C3%A9_Citro%C3%ABn

 

設立当初の工場は軍需工場を転用したもので、現在は使用されていませんが、その場所はアンドレ・シトロエン公園と名付けられています。

ブーメランを2個重ねたようなロゴはドゥブル・シュヴロン、あるいはダブルヘリカルギアといい、経営者シトロエンが手掛けてきた歯車がモチーフです。

引用:https://en.wikipedia.org/wiki/Citro%C3%ABn

 

経営的には流れ作業の効率化により成長しますが、ワンマン経営が仇となって、過剰投資から経営危機に陥った経緯があります。

この時にフランスのタイヤメーカー、ミシュランの系列会社になっています。

シトロエンでは現在でも、標準タイヤにこの系列会社ミシュランのタイヤが装着されているほどです。

 

現在は、デザイン性の良さや乗り心地に楽しく走れるといった要素が評価されます。

ソフトな走り心地はシトロエンならではで、他の自動車メーカーの製品では味わえない魅力を備えます。

 

シトロエンの歴史とルーツ

シトロエンは第一次世界大戦の終結直後、1919年にアンドレ・シトロエンの手で設立されています。

流れ作業や小型車、中型車に注力する大量生産によって、瞬く間に成長した企業です。

ところが、経営者シトロエンのワンマン経営により、1934年に経営危機に直面します。

生き残りを掛けたシトロエンは、タイヤメーカーのミシュランの系列になることで難を逃れました。

その後も先進的な自動車開発を続け、第二次世界大戦が終わってからは、世界的に注目を集める程になっています。

 

1960年には、イタリアのフィアットやマセラティと提携して活路を見出しますが、1970年代に入ると再び経営難になりました。

1976年に、同じくフランスの自動車メーカーでライバルのプジョーに主導され、PSA・プジョーシトロエンの傘下入りを果たします。

以降はプジョーとプラットフォームが共通化され、基本的な部分を共有することで合理的な製造を行っています。

 

21世紀に入ってからも、プジョーとのプラットフォーム共用は続きますが、それでもシトロエンらしさは失わず独自に発展してプジョーとの違いを見せ続けます。

また、伝統的に大統領就任パレード向けのオープンカーを、ワンオフで提供し続けているのもシトロエンらしいところです。

シトロエン DS

引用:https://en.wikipedia.org/wiki/Citro%C3%ABn_DS

 

日本では1980年代の後半に、西武自動車販売やマツダとの3社によって、シトロエン・ジャポンが販売を手掛けていました。

しかしバブル崩壊で1998年に一度撤退しました。

再び販売を始めたのは2001年のことで、本社出資100%のシトロエン・ジャポンが設立され、2008年にプジョー・ジャポンとの統合を経ます。

現在はプジョー・シトロエン・ジャポンと名を改め、日本国内で販売を行っています。

 

シトロエンの車種の特徴

シトロエンの車種にある特徴としては、先進技術の導入で常に時代の先を行き、デザインだけではない魅力を感じさせる点が挙げられます。

新しい技術に着目するだけでなく、実際に採用して見せることで、常にシトロエンは新しい車のイメージを保ち続けています。

10年先の技術を使い20年間車を作り続ける、そういう自動車メーカーだと評価されたほどです。

今では珍しくない前輪駆動も、実はシトロエンが1934年に先行して導入を行った技術の1つです。

 

1955年には金属バネを気体バネに置き換え、これが独自の乗り心地を実現しています。

現在のシトロエン車は、シートが柔らかく質感が良好で、高級素材ではないものの快適な乗り心地が得られると評判です。

ヨーロッパ自動車メーカーは、硬めな乗り心地にセッティングする傾向ですが、シトロエンは逆に柔らかめが魅力です。

ただ、芯がなく安定感が感じられないチープな柔らかさとは違い、路面や段差に追従して安定する、質の良い柔らかさだといえるでしょう。

振動は足回りがしっかりと吸収しますから、不快になる小さな振動に悩まされることもないです。

接地感は常に感じられ、粘りがあるような走りをするので、この独自の走りが気に入れば癖になること間違いなしです。

シトロエンC4

引用:https://www.citroen.jp/home.html

 

乗り心地に加えてデザインもやや個性的ですから、購入にはそれなりの覚悟が問われると考えられます。

以前は故障が多いイメージでしたが、現在は改善されて簡単に壊れるようなことはなくなりました。

 

シトロエンの歴代の代表車種

シトロエンのタイプAモデルは、1919年に4気筒エンジンを搭載して登場した記念すべき車です。

最高時速は65kmと、当時の自動車としては速いスピードにも注目が集まりました。

シトロエン タイプA (1919年)

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%88%E3%83%AD%E3%82%A8%E3%83%B3

 

1936年に開発されたシトロエン2CVは、3Lで100km走る燃費性能と共に、4人の人間と50kgのじゃがいもが運べる要求性能から生まれました。

1938年の時点でも実用化はまだでしたが、同年にはプロトタイプが顔を見せ、後に大成功を収める2CVの原型になっています。

シトロエン 2CV

引用:https://en.wikipedia.org/wiki/Citro%C3%ABn_2CV

 

戦時中の1940年には工場が爆撃に遭いますが、1941年に木炭ガスを燃料とする、ユニークなシトロエンタイプ23と45が登場します。

戦争の経営に対する影響は大きく、年間生産台数は10分の1以下に落ち込み、2度目の爆撃を受けてもシトロエンは諦めませんでした。

爆撃に負けず、1944年に初めてシトロエンのトラックが発売された時には、フランスの誇りや勇気のようなものを感じさせています。

戦後はB11とB15の2モデルを発表して、シトロエンが健在だと存在をアピールしました。

シトロエン タイプH

引用:https://en.wikipedia.org/wiki/Citro%C3%ABn_H_Van

 

1947年、戦争を乗り越えて新たに発表されたタイプHは、モノコックボディに前輪駆動と4気筒かつリアサスペンションなど、先進技術が詰め込まれました。

1950年に、既に成功を収めていた2CVのバンバージョンが発表され、1951年には15CVがフランス政府の公用車に選ばれています。

1962年、当時のシャルル・ド・ゴール大統領暗殺未遂事件で銃弾が打ち込まれたシトロエンDSは、殆ど無傷ということで話題となりました。

ド・ゴール大統領とシトロエンDS

引用:https://en.wikipedia.org/wiki/Citro%C3%ABn_DS

 

同年にパリモーターショーで展示されたDS19は、近未来的なデザインと時速160kmの性能が注目されました。

このように、シトロエンには時代の変化と共にある代表的な車種が多く、常に存在感を表し続けています。

シトロエン DS19

 

2000年以降は、シトロエンC4が2004欧州カー・オブ・ザ・イヤー2位など、各種の大賞を受賞して高い評価を受けました。

新設されたDSラインのDS4は、2011年に世界で最も美しい車に選ばれました。

シトロエン DS4

引用:https://www.citroen.jp/home.html

また、Bセグメントのコンパクトカーとして2002年、シトロエンC3が開発されました。

また、このC3をベース車両として、シトロエンC3 WRCが開発され、世界ラリー選手権においても結果を残し続けています。


 引用:https://fi.wikipedia.org/wiki/Citro%C3%ABn_C3_WRC

 

シトロエンの歴史とルーツまとめ

1919年にフランスで生まれたシトロエンは、戦中戦後を乗り越えて独自の車作りを続けています。

当時の経営者のワンマン経営で経営難に陥りましたが、技術的には先進的で、生産体制は合理的であり続ける自動車メーカーです。

戦争被害や経営難になっても諦めずに開発を続け、今でも独自のデザインや乗り心地で世界的に安定した評価を誇ります。

フランスでは大衆車で、手頃な価格ながらも個性的で魅力ある車が手に入ります。

壊れやすいイメージは過去のものですから、十分に購入の選択肢に加えられる海外メーカーです。

 

この記事を書いた人

杉本
趣味は車・野球・サッカー
映画・ドラマ・アニメetc.
自動運転どうなるんだろうねぇ~

 

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