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歴史に名を残すヨーロッパ車のデザインを手がけたイタルデザイン社の「職人技」で、イタリアンテイストGT-Rに生まれ変わった「GT-R50」。
ところで、この「GT-R50」にうたわれている「50」という数字には、確固たる意味が存在します。
GT-R50は日産GT-Rとイタルデザイン社の50周年自動車?
公式サイトhttps://www.gt-r50.nissan/#/jp
単刀直入に「GT-R50」の「50」の由来は「50周年」を意味しています。
では、何が「50周年」なの?その疑問の答えを、順を追って説明致します。
GT-R50 を完成させたイタルデザイン社が設立されたのは、GT-R50が発表された2018年からさかのぼること、ちょうど50年前の1968年。
そして日産GT-Rが初めて世界に登場したのが1968年に開催された東京モーターショーです。
当時GT-Rは、スカイラインGTレーシング仕様として出展され、翌年の1969年に初代GT-R=ハコスカの販売が開始されました。
引用:https://middle-edge.jp/articles/I0000775
単なる偶然なのか?当時の時代背景による必然だったのか?それらの詳細は「知る人ぞ知る」と言うように、結局のところは不明なのですが、とにもかくにも日産GT-Rが世に知らしめられた年と、イタルデザイン社が設立された年は、偶然にも同じ1968年だったのです。
そして、50年後の2018年、晴れて双方共に生誕「50周年」を迎える運びとなりました。
ここでGT-R50を語る上の追加情報として2017年時点で倒産に追い込まれた企業の寿命は「23年と半年」と発表されています。
つまり、その2倍以上である「50周年」を、日本の日産GT-Rと、ヨーロッパのイタルデザイン社が、双方共に迎えられた2018年という年は、まさに「奇跡の年」と言っても過言ではないでしょう。
そんな奇跡の年に共同開発された「GT-R50」は、まさに奇跡のスーパーカーだと言っても、全くもって過言ではありません。
ジウジアーロがいなかったらGT-R50は無かった?
公式サイトhttps://www.gt-r50.nissan/#/jp
そもそも当事者であるイタルデザイン社の創始者は、ジウジアーロ(ジョルジェット・ジウジアーロ)です。
ちなみに、ジウジアーロをイタリア語で発音すると「ジュジャーロ」が原音に近いそうです。
もともとジウジアーロは、イタリアの美術学校に在学していましたが、在学中に描いたフィアット500のイラストが、その設計者ダンテ・ジアコーサの目にとまり、17歳でフィアットのデザイン部門にスカウトされ、晴れてイタリアの工業デザイナーとなりました。
そして1959年、ベルトーネ社へチーフスタイリストとしてスカウトされ、1960年のジュネーブモーターショーのゴードンGTカーでデビューし、その才能が開花して、ベルトーネ社の黄金時代を築いた立役者となったのです。
こう見ると、偉大なるデザイナーになったジウジアーロは、もともと企業に雇われた、一介のサラリーマンだったことがわかります。
その後、ジウジアーロは1965年にベルトーネ社を退社し、当時30歳を迎えた1968年に、イタルデザイン社を設立しました。
後に50年以上続くイタルデザイン社の設立には、日本人企業家だった宮川秀行と、板金職人のアルド・マントヴァーニの協力による、共同設立が大きく関わっています。
ジウジアーロが創造したクルマのデザインは、直線とメリハリのあるエッジデザインが特徴的で、1970年代には好評化を得て「折り紙細工」とも呼ばれて流行しました。
さらに、1971年のトリノオートサロンで発表した2ドアクーペ(コンセプトカー)は、カー・デザイナー・オブ・ザ・センチュリー賞を受賞しています(1999年)。
実際におよそ50年の歴史を持つジウジアーロデザインの2ドアクーペ(コンセプトカー)を目にすると、現代のデザインに劣らない、クールでモダンな流線美と、エッジのメリハリが古さを感じさせません。
到底50年前にデザインされたクルマだとは思えないどころか、50年の歴史を創造することさえ、思いつくことができないデザインだと言ったほうが正直な感想です。
そしてイタルデザイン社の生誕から「50周年」を迎えた2018年、日産GT-Rとコラボした「GT-R50」がお披露目となりました。
もし、日産のプロトタイプGT-Rが発表された1968年、にジウジアーロがイタルデザイン社を設立していなければ、「GT-R50」の誕生は無かったということになるのです。
GT-R50 VS GT-R NISMO スペックと価格比較
公式サイトhttps://www.gt-r50.nissan/#/jp
黒色ボディにゴールドのアクセントを持つGT-R50(日本円での販売価格は、およそ1億2700万円)は、白・黒・シルバー・赤の4色バリエーションで、販売価格およそ1900万円(グレードによります)のGT-R NISMOをベースに、エンジン出力と、外観デザインに、さらなる手が加えられています。
ノーマルGT-Rを含めて、主な下記スペック比較一覧をご確認下さい。
ノーマルGT-Rでも、およそ1270万円の販売価格で、フルタイムではない時々4駆による、トルクロスを軽減させた直進安定性と、コーナリング時における前輪と後輪のトルク配分を制御するコーナリングの安定性能で、もともとポテンシャルが高いクルマであるのが特徴です。
さらに、およそ1900万円のGT-R NISMOは、エアロダイナミクスによるダウンホースで、高速時でのより高いタイヤグリップ性能と冷却性能、さらに、よりハイレベルな足回りサスペンション、そして600馬力(6800回転)のエンジンチューン。速く走ることだけに特化した、日本製の国産モンスターマシンに仕上がっています。
そして、およそ1億2700万円のGT-R50は、GT-R NISMOと同じくチューンされた3.8L V6ツインターボエンジンでありながらも、720馬力(7100回転)予定の高出力に引き上げてチューニングされるだけでなく、特徴的な外観デザインも、全く違うクルマに生まれ変わったかのように、クールで芸術的なイタリアンに仕上がっています。
ちなみに、エンジンチューンはニスモが手掛けています。
最大トルクと最高出力で、GT-R NISMOを上回るGT-R50ですが、お金があれば買えるのか?と言うと、残念ながらそうでもありません。
イタルデザインGT-R50は最大わずか限定50台しか販売予定がありません。
およそ1億2700万円の販売価格をもってしてもイタルデザインGT-R50の量産が難しいのか最大限定50台のみです。
さらに、購入にあたって50人の枠に選ばれるには審査があるそうです。
ですが、もし50人に選ばれれば「お客の好みに合わせてクルマを仕上げる」と、日産公式サイトでうたわれています。
GT-R50は例えお金があったとしも、この地球上でおよそ76億人の世界人口のうち、わずか50人の枠に選ばれるほどのスーパーラッキーパーソンでなければ、GT-R50オーナーにはなれせん。
ところで、競争率1億5200万倍という驚異の数字は、76億人全員が平等であった場合の数字です。
実際には、さらに超富裕層でなければGT-R50のオーナーにはなれません。
日産GT-Rとイタルデザイン社の両方同時に50周年という奇跡に加えて、GT-R50のオーナーになる確率が天文学的な数字になるので、50名の枠に選ばれたオーナーとは、いったいどんな奇跡を持つ人なのでしょう。
でももしかしたら、奇跡のクルマGT-R50について夢をはせてあれこれと議論できる、この太陽系にある奇跡の星、地球において、現代という時代に存在している私たちこそが、本当の奇跡なのかも知れません。
→関連記事:日産スカイラインGT-R専用エンジンのRB26とVR38比較!どっち?
公式サイトhttps://www.gt-r50.nissan/#/jp
アイキャッチ画像引用:https://gt-r50.nissan/#/en