車にしめ縄・正月飾りを付ける期間は?正しい付け方や意味をご紹介!

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お正月に、「しめ縄・正月飾り」を付けて走っている車を見たことがありますか?

昭和時代は当たり前の光景でしたが、最近ではめったに見かけなくなりました。

時代の流れと共に薄れていく風習ですが、じつはとてもご利益のあることなのです。

今回は、車に付ける「しめ縄・正月飾り」の期間や正しい付け方、意味、処分の仕方等をご紹介します。

「しめ縄・正月飾り」の役割を知って、来年からあなたもご利益にあやかりましょう。

車にしめ縄・正月飾りの期間は?処分はどうする?

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いつから?

地方にもよりますが、一般的にはクリスマスが終わった後の、12月25日~28日と12月30日に飾ります。

その中でも最も良いとされる日があります。

それは12月28日です。

というのも、28日の8は、漢字で書くと八。

八は末広がりになっているので、「これからどんどん良くなる」という意味があり、昔から縁起の良い数字として扱われているからです。

また、上記で抜けていた12月29日と31日は飾ってはいけない日とされています。

29日は「二重苦」「苦」を連想させます。

31日は「一夜飾り」と言い、来て下さる歳神さまに大変失礼だとされています。

そういったことから、車にしめ縄・正月飾りを飾る日は、最も縁起の良い12月28日に飾ることをおすすめします。

いつまで?

では、しめ縄・正月飾りはいつ外せばよいのでしょうか?

こちらも地域によりますが、関東方面では、七草がゆを食べた後の1月7日。

関西方面では、小正月の後の1月15日とされています。

この関東と関西の違いはなぜなのでしょう?

それは、どうやら江戸時代に原因があったようです。

江戸時代以前は、1月15日までとされていましたが、幕府が7日に変更し、1月7日で飾り収めとすると決めたそうです。

当時の連絡手段では、その情報が関西方面には届かなかったようです。

もしくは関西人が拒否したのかもしれませんね。

個人的に、なぜ処分の日を早めたのか想像してみると、江戸時代の度重なる火事が関わっていると思われます。

「明暦の大火」が代表されるように、江戸は何度も大火事に見舞われ、深刻な問題だったのです。

だから燃えやすいしめ縄・正月飾りを早く処分したかったのでしょう。

正しい処分の仕方

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しめ縄・正月飾りの処分の仕方は2通りあります。

*神社に持って行って、どんど焼きでお焚き上げしてもらう方法。

*自分で燃えるゴミの日に捨てる方法です。

まず、どんど焼きとは、小正月(1月15日)の行事で火のお祭りです。

神社にしめ縄・正月飾りを持って行って、お焚き上げをして頂きます。

その煙にのって歳神さまが天に帰っていくと言われています。

どんど焼きの火に当たったり、焼いた団子を食べると1年間元気に過ごせるそうです。

そんなご利益があるなら、来年から毎年足を運びたくなりますよね!

しかしそうは言っても、どんど焼きを行わない神社もあるでしょうし、忙しくて神社へ行けなかったり、そもそも神社が近くに無い...という場合もあるでしょう。

そういう場合は自分で処分しても構いません。

でも、そのままゴミ箱へポイっと捨てるのは、ちょっと待ってください!
じつは、神事に関わる物の正しい処分の仕方があるんです。

私がお寺で教えて頂いた方法をご紹介しますので、参考にしてみて下さい。

①しめ縄・正月飾りをすっぽり包み込める大きめの白い紙を用意する。

②しめ縄・正月飾りを紙の上に置いたら、塩を振る。

③全体を包み、燃えるゴミの日に捨てる。

以上です。簡単ですね。

歳神さまへの最後の礼儀ですので、正しく処分すれば、きっと気持ちのよい1年を過ごせるでしょう。

車にしめ縄・正月飾りの正しい付け方は?みかんは付ける?

平成になってからめったに見かけなくなった車のしめ縄や正月飾り。

ですがまだまだ飾り付けているユーザーはいます。

 

車外の正しい付け方は

フロントグリルやフロントバンパーに、しめ縄・正月飾りのわらの部分を数か所、ナイロンのひもや結束バンドなど柔らかい素材でしっかり固定しましょう。

針金だと、傷が付いてしまうかもしれないので、あまりおすすめは出来ません。

しっかり固定したつもりでも、やはり飾りは落ちやすいので、シンプルなデザインにした方がいいかもしれませんね。

その時に気を付けてほしいのは、ナンバープレートが見えなくならないように付ける事です。

ナンバープレートが見える状態にしておかないと、法律違反になってしまいますからご注意くださいね。

車内の正しい付け方は

車内の正月飾り
吸盤が付いている小さめのしめ縄・正月飾りを、フロントガラスに吊るしたり、ダッシュボードに置いたりします。

視界の邪魔にならないように気を付けましょう。

人目が気になったり、飾りが落ちてしまうのを避けたい方は車内に飾ることをおすすめします。

みかんは付ける?みかんの意味は?

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そういえば子供の頃、お正月になると道の不自然な場所に、みかんが落ちているのを見た記憶があります。

この記事を書いていて、『もしや正月飾りのみかんだったのかっ!』と懐かしく思い出しました。

(いや、買い物帰りのおばさんが落としただけかもしれませんが(笑))

正月飾りに付いているみかんは正式名称「橙(ダイダイ)」といいます。

橙(ダイダイ)がなぜ使われているのか調べてみると、なんと橙の実は、熟しても2~3年木から落ちないんですって!

そこから「橙のように末永く」という意味と、ダイダイと代々の呼び方が一緒なので、「代々家が栄えますように」という語呂合わせ的なところがあります。

最初に発想した人のただの思い付き?とちょっと笑ってしまいました。

しかしながら、2~3年も腐らない生命力は、やはり縁起物として扱われても納得がいきます。

個人的に昔からずっと、橙はなぜ腐らないのだろう?防腐処理でもしてるんだろうか?

と勝手に思っていましたが、生命力のたまものだったのですね。

車にしめ縄・正月飾りを付ける風習はいつから始まった?その意味は?

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しめ縄の風習・由来は、天照大神(あまてらすおおみかみ)の神話が起源になっているそうです。

天照大神は、弟神のすさのおのみことの乱暴に激怒し、岩屋に閉じこもってしまいました。

太陽の神様が姿を消してしまったので、世界中が真っ暗闇になってしまいました。

農作物が育たなくなり困った他の神様たちが、岩戸を開けて天照大神をなんとか外に連れ出しました。

そして二度と岩屋に隠れないように、しめ縄で岩戸を閉じたという伝説があります。

具体的にどの時代から始まったという記述はどこにもなく、明確なことは分からなかったのですが、個人的には、本格的な水耕栽培が始まった弥生時代なのかなぁと思いました。

だってしめ縄にはワラが必要ですからね。

しめ縄の意味は?

しめ縄には、歳神さまをお迎えするのにふさわしい神聖な場所であることを示す意味があります。

また、神域(神の領域)と現世(私たち人間の世界)を隔てる、結界としての意味もあり、結界の内側に悪しきものを寄せ付けない役割があります。

代表的なしめ縄のパーツ名と意味をご紹介します。

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① 橙(ダイダイ)・代々子孫が栄えるようにという意味。

② 裏白(うらじろ)・ 長寿・潔白・白髪になるまで長生きするという意味。

③ ゆずり葉  ・ 子供が立派に親の跡をゆずり受け栄えるようにという意味。

④ 紙垂(しで)・ 雷光・稲妻に例え、邪悪なものを追い払うという意味。

しめ縄の一つ一つのパーツには、大切な意味が込められていたんですね。

いい加減に扱ってはいけないと改めて気が引き締まりました。

車にしめ縄(正月飾り)には交通安全を祈願する意味がある

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車にしめ縄(正月飾り)を付けるようになったのは、車文化が発達し始めた頃からです。

「事故に遭わないように」という交通安全祈願の意味が込められています。

そして、昔は車は大変貴重なものだったので、「大切にしよう」という気持ちの表れもあるのでしょう。

また、船舶に飾る風習を真似たとも言われています。

現代では、一家に一台どころか、3台5台と所有する人も珍しくなくなりました。

車文化が発達しすぎて、世界中で車が道を占領しています。

これからも事故件数はどんどん増えるでしょう。

明日は我が身ですよ!

こんな時代だからこそ、新年にはしめ縄(正月飾り)を付け、1年間の交通安全を祈りましょう。

車にしめ縄・正月飾りのまとめ

この記事では、しめ縄・正月飾りに対する疑問がすべて解決するようにまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?

あなたの疑問に少しでもお役に立てたのではないかと思います。

それでは、ここでもう一度おさらいしてみましょう。

車にしめ縄・正月飾りを付ける際の最適な日や方法

*飾り付ける最適な日は12月28日

*外すのに最適な日は、関東方面は1月7日、関西方面は1月15日

*最適な処分の仕方は、どんど焼きに持って行く。(どうしても持っていけない時は、白い紙に巻いて自己処分)

*車外に付ける際の注意点は、ナンバープレートが隠れない位置に、フロントグリルやフロントバンパーにナイロンのひもや結束バンドで固定する。

*車内に付ける際の注意点視界の邪魔にならないよう場所に吸盤や紐で吊るしたり、ダッシュボードに置く

その他、由来や役割など、豆知識もありましたが、ぜひ、お子様にも教えてあげてくださいね。

日本の古き良き風習を残すためにも、ご自身の為にも、しめ縄(正月飾り)の意味を知って

正しく扱って、歳神様に感謝し、しあわせな1年をすごしましょう。

 

この記事を書いた人

あきんぺ
ミニバン大好きママ。長距離の運転は苦手で、もっぱら家の近所を走り回っています。

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