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N-BOXとムーヴの外観や室内の違いは何か?
そして用途別に向いているのはどっちなのか?
今回は、N-BOXとムーヴの外観や室内の違いから用途別に比較します。
N-BOXとムーブの外観比較
N-BOX(ホンダ)は2011年に発売されると瞬く間に人気に火が付き、軽自動車販売台数で堂々の1位を獲得するまでになっています。
2017年のモデルチェンジでは進化したN-BOXに話題が殺到し、今では軽乗用車の代名詞と言われるほどまでに成長を遂げています。
パワートレインは排気量658ccの直列3気筒DOHCエンジンを積んでおり、駆動はFFと4WDから選ぶことができます。
燃費はカタログ(JC08モード)燃費で25.4km/L~27.0km/L、燃料タンクは27L(FF)、25L(4WD)となっています。
価格帯は 1,385,640円~1,880,280円となっており、全てのグレードに安全予防システム(Honda SENSING)が装備されています。
引用:https://www.honda.co.jp/Nbox/webcatalog/styling/design/
一方のムーヴ(ダイハツ)は初代発売が1995年と長い歴史を持っており、現在では2014年のモデルチェンジにより6代目となっています。
軽乗用車でありながらミニバンタイプをコンセプトに開発が進められており、主流となっている背の高いワゴン車(ハイトワゴン)の元祖的な存在となっています。
パワートレインは排気量658ccの直列3気筒DOHCエンジンを積んでおり、駆動はFFと4WDから選ぶことができます。
燃費はカタログ(JC08モード)燃費で25.6km/L~31.0km/L、燃料タンクは30Lとなっています。
価格帯は1,112,400円~1,474,200円となっており、安全予防システム(SA Ⅲ:スマートアシスト)は上位グレードのみ装備されています。
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/move/03_exterior.htm
外観についてデザイン、カラー、カスタムモデルを比較します。
ボディー形状は共にハイトワゴンとなっています。
N-BOX
全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,790mm
ムーヴ
全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,630mm
長さや幅は同じものの、高さに160mmの差が出ています。
背の高い男性と女性くらいの身長差がありますので、大きくてがっしりとしたN-BOX、全体的に丸みを帯びた優しい感じがするムーヴという比較対象となります。
カラーバリエーションはN-BOXが全14色ラインナップされており、一方のムーヴは全9色がラインナップされています。
好みの色があるかは車選びの重要な要素になりますよね?
カラーバリエーションはN-BOXが豊富なので、販売台数が1位なのも選べるカラーが多いと言う要素が入っているのかも知れませんね。
<N-BOX>
引用:https://www.honda.co.jp/Nbox/life/
<ムーブ>
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/move/09_special_01.htm
ムーブはN-BOXと比較するとカラーバリエーションは少ないですが、ホワイト、ブラック、ブルー、レッドなど種類は豊富なのでお好みのカラーが見つかるかもしれませんよ!?
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/move/03_exterior.htm
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/move/03_exterior.htm
N-BOXとムーヴにはそれぞれカスタムモデルが用意されており、洗練されたシャープなデザインを比較することができます。
・N-BOX Custom
価格帯は1,698,840円~2,080,080円となっており、カラーバリエーションは全10色となっています。
引用:https://www.honda.co.jp/Nbox/life/custom/
・ムーヴ カスタム
価格帯は1,371,600円~1,749,600円となっており、カラーバリエーションは全11色となっています。
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/move_custom/03_exterior.htm
ハイトワゴンタイプであることと、カスタムモデルをラインナップしていることから同じ条件で比較することができ、背の高さやカラーバリエーションに違いが出てきていますので、外観に関しては好みがはっきりと分かれてきそうです。
N-BOXとムーブの室内比較
室内について広さを比較します。
N-BOX
室内長2,240mm×室内幅1,350mm×室内高1,400mm
ムーヴ
室内長2,080mm×室内幅1,320mm×室内高1,280mm
の室内空間となっています。
数値比較では明らかにN-BOXが優勢となっていますが、具体的にどのような違いが出てくるのか見ていきましょう。
運転席や助手席、後部座席と大人が乗った場合、足元にゆとりが見えるのはN-BOXとなります。
下の写真を見ても後部座席の足元はかなりのゆとりがあることが分かります。
引用:https://www.honda.co.jp/Nbox/webcatalog/interior/cabin/
一方のムーヴですが、軽乗用車としては広いスペースを確保しているとは言え、N-BOXと比較すると前後の座席にゆとりの無さを感じてしまいます。
また、同様のシートを配置していますので、シートの首部分から上のスペースに違いが出ており、天井からの圧迫さを感じるのはムーヴと言えそうです。
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/move/04_interior.htm
車内での休憩や車中泊などに便利なシートアレンジについて見ていきましょう。
運転席や助手席を後方にフラットに倒すロングソファーモードがN-BOXにもムーヴにも採用されています。
ちょっとした仮眠なんかには、ロングソファーモードがあれば快適に過ごすことができます。
引用:https://www.honda.co.jp/Nbox/webcatalog/interior/utility/
後部座席に座り足を伸ばせることからリラックスできる様子が伺えます。
どちらもゆったりとくつろげる状態にできますので、この点に関しては互角と言えるでしょう。
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/move/04_interior.htm
荷室については背の高いN-BOXに軍配が上がるように思えますが、ムーヴにはデッキボードの下に床下収納庫が装備されており、ボードをフックで固定すれば背の高い荷物を積むことが可能となります。
その点を考えると荷室は同じように使えることでしょう。
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/move/04_interior.htm
もともと外寸の高さに違いがありN-BOXの室内高が勝っているのは分かりますが、さらに同じ全長や全幅にも関わらず、それぞれ室内ではN-BOXの方が広い数値となっています。
ムーヴは細かい工夫をして使い勝手をカバーしていますが、総合的に室内の広さはN-BOXの方が優れていると言わざるを得ません。
N-BOXとムーブの比較!用途別に考えてみた
様々な用途について比較してみたいと思います。
人を乗せて運転する場合、4人乗りの移動ではN-BOXの方が広いので快適さを感じることができます。
2人乗りで長距離をドライブするには同じエントリーモデルで比較すると、パワートレインはほぼ同じです。
しかし、N-BOX(G・Honda SENSING 2WD)はカタログ燃費で27.0km、ムーヴ(L“SA Ⅲ” 2WD)は31.0km/Lとなっていますので、低燃費化に優れたムーヴに軍配が上がります。
通勤で使用する場合も燃費は気になる部分かと思います。
また、車体価格の安さも考慮すると通勤にはムーヴがコスト的に向いていると言えそうです。
レジャーを楽しむ場合、それぞれのシートアレンジが助手席や後部座席が可倒式となっていますので、車内での休憩や大きな荷物を運んで移動することを考えると互角と言えます。
買い物する場合、後部座席をフラットにすれば多くの荷物を運べますし、大きく開くハッチバックを装備している点では同様ですが、N-BOXの後部ドアはスライド式になっているので狭いところでも出し入れが楽にできます。
一方、ムーヴの後部ドアは前部ドアと同じ形状をしていますので、狭いところでは90度まで広げられないのが少々残念です。
子供の送り迎えをする場合、後部座席にチャイルドシートを設置することだけを考えれば互角に見えますが、N-BOXはシート仕様の選択(スーパースライドシート)により運転席から後部座席への移動ができます。
さらにオプション追加で後部のスライドドアがハンズフリーとなり、両手がふさがった状態でも片足で軽く触るだけでドアの開閉ができるのは助かるのではないでしょうか。
子育て世代には便利なオプションなのでスライドドアは比較のポイントになりそうですね。
引用:https://www.honda.co.jp/Nbox/webcatalog/interior/easy-to-use/
N-BOXはファミリー層から支持されているだけに、メインとしても利用できるオールマイティーな車という印象があります。
ムーブと比較すると値段は高いですが、販売台数が1位と言うのも納得できる仕様ですね。
対するムーヴは価格が安く低燃費に優れていることから、維持費用を抑えて個人的な趣味の範囲で楽しむには魅力的な車に映ります。
乗用車にも負けないくらい実用的なN-BOX、個人利用(セカンドカー)としてのムーヴという比較により、それぞれの特性が分かってくるのではないでしょうか。
価格や仕様、デザインなど比較要素はたくさんありますが、用途別やシチュエーションから選ぶ参考になれば幸いです。
キャッチ画像
右:https://www.honda.co.jp/Nbox/life/normal/
左:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/move/03_exterior.htm