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昨年(2018年)の12月に国土交通省より、「大雪時の道路交通の確保に向けた取り組みについて」というタイトルで、チェーン規制の義務化に関する要項が発表されました。
近年、大雪によるトラブルがニュースを賑わせており、何時間も立ち往生する車の映像が映し出されて、それを問題視する声が上がったことによる発表だと思います。
色々と意見はあるかと思いますが、まずはその内容をしっかりと理解していきたいと思います。
国土交通省が発表した大雪のチェーン規制とは?
今回は全国で13区間がその対象となっており、直轄国道:6区間、高速道路:7区間が該当しています。
対象となった理由ですが、勾配の大きい峠部かつ、過去に積雪による大規模なトラブル(立ち往生など)があった場所が選定されています。
引用:http://www.mlit.go.jp/road/bosai/fuyumichi/tirechains.html
直轄国道
山形県(月山道路)、西川町志津~鶴岡市上名川
山梨県・静岡県(山中湖・須走)、山梨県山中湖村平野~静岡県小山町須走字御登口
新潟県(大須戸~上大鳥)、村上市大須戸~村上市上大鳥
福井県(石川県境~坂井市)、あわら市熊坂~あわら市笹岡
広島県・島根県(赤名峠)、広島県三次市布野町上布野~島根県飯南町上赤名
愛媛県(鳥坂峠)、西予市宇和町~大洲市松尾
高速道路
新潟県・長野県(上信越)、信濃町IC~新井PA
山梨県(中央道)、須玉IC~長坂IC
長野県(中央道)、飯田山本IC~園原IC
石川県・福井県(北陸道)、丸岡IC~加賀IC
福井県・滋賀県(北陸道)、木之本IC~今庄IC
岡山県・鳥取県(米子道)、湯原IC~江府IC
広島県・島根県(浜田道)、大朝IC~旭IC
引用:http://www.mlit.go.jp/road/bosai/fuyumichi/tirechains.html
では、なぜこの13区間にチェーン規制が入ることになったのでしょうか。
豪雪地帯が入っていないとお気づきの方もいると思いますが、基本的に豪雪地帯の対象となるような勾配差の激しい地区は、冬季に入ると閉鎖されてしまい車の往来は無くなります。
こちらの13区間は豪雪地帯までに至っていないにも関わらず、過去に気象庁が発表した大雪警戒勧告に該当したことがある地域を指しています。
普段は冬季封鎖するような状態ではなく、仮に大雪が降ったとしても、ちゃんとチェーンを装備して走ればトラブルに見舞われないと判断されているのです。
積雪で立ち往生している車の横を、チェーンを装備した車が走り抜けていく映像を見た方も多いのではないでしょうか。
雪道を力強く走ることのできるチェーン、こちらを義務付けることは大切な事だと認識しておきましょう。
引用:http://www.mlit.go.jp/road/bosai/fuyumichi/tirechains.html
もちろん、チェーン規制に対する罰則も用意されています。
「チェーンを装着せず大規模な交通障害を起こした場合は、6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金を科す」と記されており、自分の乗った車がきっかけで車が立ち往生することを考えると、決して見逃すことのできない罪と言えるかもしれません。
そもそも大雪時にチェーンをつけないとその他の車に迷惑がかかる可能性もありますし、スリップして他の車や同乗者に対してケガを負わすことになるかもしれませんので雪道を走る可能性があればチェーンは携帯しておくのがよいです。
引用:http://www.mlit.go.jp/road/bosai/fuyumichi/project.html
2018年2月に起きた、福井県での1,000台を越える大規模障害は、まだ記憶に新しいと思いますが、あのような惨劇を繰り返さないためにも、チェーンの装備を忘れないよう心がけたいものです。
大雪のチェーン規制は気象庁から発表される
続いて、大雪によるチェーン規制が発せられる仕組みを確認したいと思います。
最初に発表されるのは、気象庁による天気予報から推測した警戒情報となります。
気象庁のサイトでは、リアルタイムに全国の雪の状況(積雪の深さ)を発信しているメニューがあり、その遷移を把握することができます。
引用:http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/mdrr/snc_rct/index_snc.html
こちらをベースに天候を観測しつつ、今後の予測を進めるのですが、その積雪量の規定値を大幅に越える恐れがある場合、警報情報として関連機関へ注意を勧告することになります。
一般である我々も、その情報はニュース等で知ることができますが、気象庁のサイトにある「防災情報」で詳細に確認することをお勧めします。
気象庁からの注意勧告を受けると、国土交通省では、「大雪特別警報や大雪に対する緊急発表が行われるような異例の降雪」か、どうかの判断をおこないます。
引用:http://www.jma.go.jp/jp/warn/
参考ですが、2017年度の該当13区間では、
・大雪特別警報:0件
・大雪に関する緊急発表:3件
となっており、今年からいずれかの発表が起こった場合にチェーン規制が敷かれることになります。
国土交通省のサイトメニューには、雪防災に関するページが設けられておりますが、そこには今年度の雪の状況や過去の緊急発表に関する情報が掲載されていますので、参考にご覧いただければと思います。
また、国土交通省では事故防止の一環として、事前に通行止めの是非を検討することもしています。
大雪特別警報や大雪に関する緊急発表が発せられることを想定して、数日前から近隣地域へ警鐘を呼びかけるとのことです。
不要不急の外出を控えること、広域な迂回を用意しておくこと、さらには物流関連の機関へ運航計画の見直しを図るといった内容となります。
こちらには警察庁も全面的にバックアップして周知を促しています。
運転中のドライバーの方々への情報発信も用意されています。
日本道路交通情報センターでは、渋滞予測や交通規制に関する情報提供をしていますが、チェーン規制に関しても発せられています。
なお、標識令の改正が昨年(2018年12月14日)だったこともあり、チェーン規制と明確に表現されておらず、スタッドレスタイヤを含む「冬タイヤ」という言葉となっていますので、該当区13間と照らし合わせてチェーン規制をおこなっているかの判断が必要となります。
カーナビを装備されているのであれば、VICSによる情報発信もしていますので、操作メニューの交通情報からデータを入手して下さい。
身近なものでは、スマホで災害情報を入手できますので、そちらの設定を事前に登録しておくこともいいと思います。
大雪に備えたチェーンの選び方
最後に、チェーンについて確認したいと思います。
タイヤの属性とチェーンの種類を大きく分けると以下の通りとなります。
タイヤ
ノーマルタイヤ:通称「夏タイヤ」とも呼ばれ、一般的なタイヤのことを指します。
スタッドレスタイヤ:ノーマルタイヤとは反対に「冬タイヤ」と呼ばれ、特殊なゴムと溝(グリッド)で雪道を走行します。
オールシーズンタイヤ:多少の降雪ぐらいであれば、問題なく走行することができるオールマイティーなタイヤです。
チェーン
金属チェーン:「JISチェーン」の愛称で広く使われていますが、材質は普通鋼で安価に入手できます。
リングチェーン:材質に合金鋼を使用しており、 JISチェーンよりも耐久性に優れています。
引用:http://www.yukidouraku.com/product/detail.html?id=4
非金属チェーン:ゴムやウレタン樹脂でできており、タイヤの痛みを軽減してくれます。
引用:http://www.jaf.or.jp/eco-safety/safety/usertest/tire/detail3_1.htm
オートソックチェーン:アラミドなどの特殊繊維製でできており、簡単に装着できるのが特徴です。
引用:http://www.jaf.or.jp/eco-safety/safety/usertest/tire/detail3_1.htm
スプレーチェーン:特殊な液剤をタイヤに塗布するのですが、緊急用滑り止めとなります。
引用:http://www.jaf.or.jp/eco-safety/safety/usertest/tire/detail3_1.htm
チェーン規制では、スタッドレスタイヤやオールシーズンタイヤでの走行は認められておらず、明確に記載はありませんが、スプレーチェーンは対象外のようですので注意して下さい。
タイヤへの装着ですが、基本的に駆動輪(FF:前輪、FR:後輪、4WD:どちらでも可)となっておりますが、大型車両の場合は細かい指定がありますので、事前に確認するよう心がけて下さい。
引用:http://www.mlit.go.jp/road/bosai/fuyumichi/tirechains.html
チェーンの購入方法ですが、カーショップ、カーディーラー、ガソリンスタンドと車関係の量販店で取り扱っていますが、安くて手に入れたい方はインターネットによる通販サイトを利用する方法もあります。
どのような形で買うにせよ、以下の点を理解しておくことにしましょう。
車種
好きなチェーンを何でも購入できるわけではありませんので、自分の車種に適合したチェーンを候補として選定して下さい。
サイズ
装着できるチェーンの範囲はタイヤサイズにより異なりますので、事前にタイヤサイズを確認しておいて下さい。
参考:195/65R15(タイヤ幅/扁平率+ラジアル構造+ホイール径)
駆動輪
車種やタイヤ幅により駆動輪に取りつけられないチェーンもありますので、前輪か後輪か確認しておいて下さい。
装着
チェーンを装備したことがない人もいるかと思いますので、試しに装着することをお勧めします。
引用:http://www.yukidouraku.com/use/
量販店で購入するのであれば、店員さんに見てもらいながら練習するのも一考だと思います。
今回、国土交通省より発表されたチェーン規制に関する義務化は理解できたでしょうか。
規制がかかっていなければ、チェーンを積んでおく必要はありませんが、規制予告や規制中には必ずチェーンを装備する必要があります。
また、警戒区間は年々増やしていくとのコメントもありますので、最新情報を入手して対象となるか確認することを心がけて下さい。
いざと言う時の為に雪道を走行する可能性がある場合や、天気予報で雪の場合はチェーンの準備はしっかりしておいたほうがよいですね。
大雪の時はロードサービスも来るのに時間がかかりますし、チェーンがなければ周りも危険にさらすことになります。