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日産の高級スポーツセダンの代表「フーガ」の燃費についてまとめました。
同じクラスの車両と燃費・走行性の比較も行ったので必見です。
フーガはスポーティーな走りが一番の魅力、燃費の良い車をことを目的にされた車両ではありません。
なので、フーガの実燃費に不安があるという方の為に少しでも燃費を向上させる方法も紹介するのでぜひご覧ください。
フーガの燃費
引用:https://www3.nissan.co.jp/
まず、紹介するのはフーガHYBRIDシリーズです。
フーガのHYBRID車の基本性能を紹介!
引用:https://www3.nissan.co.jp/
燃費に直接影響してくるスペックをみていきましょう。
排気量:3.498リットル
最高出力:225KW/6,800rpm
最大トルク:350N・m/5,000rpm
使用する燃料:無鉛プレミアムガソリン(ハイオクです)
タンクの容量:70L
タイヤサイズ 245/50R18
フーガの出力はスポーツセダンの中でも高い水準に達していますが、乗り心地も大変いいと評判です。
トルクアップがスムーズで思いのままに加速、なめらかに高スピードを出し続けることが出来ます。
普通のセダン車だと加速した後に車内の揺れが気になるところですが、フーガの初期ホイールは18インチでタイヤ幅245mmもあるので大変安定した走りができるでしょう。
しかしタイヤが大きいというのは逆に言えば燃費性能に影響があるという事です。
HYBRID機能でどこまでそのハンデを覆すことが出来るのでしょうか?
気になるフーガHYBRIDの燃費性能を、3つのグレード別にみていきます!
引用:https://www3.nissan.co.jp/
フーガ HYBRID(標準グレード)2WD
燃費性能 JC08モード 18.0km/L
車体の総重量 2,125kg
フーガ HYBRID 「A.Package」2WD
燃費性能 JC08モード 18.0km/L
車体の総重量 2,105kg
フーガ HYBRID VIP(上位グレード)2WD
燃費性能 JC08モード 17.8km/L
車体の総重量 2,155kg
フーガHYBRIDは約18.0km/Lの燃費性能が保てるようです。
スポーツセダンタイプのパワーで15km/L以上の燃費性能が出せれば大変優秀だと思います。
エンジンのパワフルさも外国の車両と比べてもやや見劣りする程度です。
国産のセダンは積極的にハイブリッド機能を取り入れることで、低燃費ながら切れ味のある走りを保てるところが魅力ですね!
続いてガソリン車の紹介です。
フーガのガソリン車の基本性能を紹介!
引用:https://www3.nissan.co.jp/
排気量:3.696リットル
最高出力:245KW/7,000rpm
最大トルク:363N・m/5,200rpm
使用する燃料:無鉛プレミアムガソリン(ハイオクです)
タンクの容量:80L
タイヤサイズ 245/50R18
フーガには従来のガソリンタイプも揃っております。
排気量も、トルク数もハイブリッドより頭一つ抜き出た性能、これぞフーガの本気だといわんばかりです。
もちろん燃費性能も落ちるでしょうが、そんなことはおかまいなし!HYBRIDと比べて、タンク容量が10Lも拡大しています。
ガソリンをたらふく詰め込んで思う存分走りましょう!
フーガ ガソリン車250GT 2WD
燃費性能 JC08モード 11.2km/L
車体の総重量 1,710kg
フーガ ガソリン車370GT FOUR 4WD
燃費性能 JC08モード 8.9km/L
車体の総重量 1,820kg
フーガのガソリン車はやはりHYBRIDと比べて燃費が結構落ちましたね。
HYBRID機能で燃費が7km/Lも変わるのは大した差です。
高くて11km/Lですが、実燃費となるとどれだけ落ちるのか・・
おまけにガソリン車には4WDもあり、その場合燃費は8.9km/L。
いよいよ10km/Lきってしまいました。
フーガの様なスポーツセダンは車高も低いので山道や雪道、凸凹道を走行するとすぐに傷がついてしまいます。
もともと悪路を走るような設定ではないし、燃費だって遠出できるほどありません。
だとすれば4WDを無理に選ぶ必要もないかなと思うので、ガソリン車のパワフルな走りを楽しみたいという方は2WDが良いでしょう。
フーガの燃費をまとめるとこんな感じになりました。
フーガの実燃費は?
引用:https://www3.nissan.co.jp/
実燃費を乗せるとともに、1年間の燃料費についても紹介して下さい
フーガの実燃費はどれくらい?
フーガ HYBRID(ノーマルグレード)
引用:https://www3.nissan.co.jp/
・カタログ燃費18.0km/L
・実燃費11.2km/L
このタイプのフーガなら実燃費でも10km/L以上を保っています。
フーガはエンジンの構造上高速走行で実力を発揮する車です。
信号の多い街乗りは唯一苦手としています。
しかしHYBRID車両は減速時のエネルギーを効率よく取り組むことで、ストップアンドゴーの多い市街地でも燃費を抑えることが可能なのです。
フーガ ガソリン車(2WD)
引用:https://www3.nissan.co.jp/
・カタログ燃費11.2km/L
・実燃費6.6km/L
カタログの燃費に比べて約70%を維持できています。
この燃費性能は市街地や郊外地、高速道路などもろもろふくまれているので、高速走行のみで検証すればもっと良い数字がでるでしょう。
走行に特化した車両はオイルの種類やトルク回転数の高さのおかげで、適度にエンジンへ負担をかけているほうが良質な燃費がだせるのです。
ただし市街地で乗り回す場合はもう少し燃費が悪くなるかもしれません。
フーガの燃料費は年にいくらかかる?
フーガの実燃費で走行すれば、月の燃料費はいくらなのか?年間を通していくら燃料費をかけているのかを検証します。
通勤用に使用することも考えられますが、フーガを乗る人は恐らくドライブやツーリングのために購入した方もいるはずです!
それらを考慮して、月に2,000km走行すること基準にしてみます。
そしてガソリンですが、フーガに使用されるガソリンはハイオク(無鉛プレミアム)なので少し高値ですね。
ハイオクは、1Lあたり145円で計算しましょう。
HYBRID車(ノーマル)の一年間のガソリン費
実燃費11.2km/で、2,000km/Lを走行した場合、一ヶ月のガソリン使用量178.5Lです。
ガソリンはハイオク1リットルで145円なので、月のガソリン費は25,892円。
年間にして310,714円のガソリン費がかかることがわかります。
車のガソリン費にしてはやや高額に感じますね。
ハイオクを使用する所が高くついてちょっと痛いです。
ガソリン車(2WD)の一年間のガソリン費
実燃費は6.6km/L、走行距離は2,000km/Lで、一月のガソリン使用量は303L。
それにハイオク代をかけると・・・43,939円です。
HYBRIDとくらべてすでに倍くらい高いですね!
年間ガソリン費は527,272円となりました。
すごいガソリンの消費量と金額!
他にもセダンやSUVだと同じくらいの燃費はありますが、ハイオクを使うことで金額が恐ろしく高いです。
ガソリン車の4WDとくれば燃費は最も悪いですね。
車にお金を使うことは惜しまないという本当に車好きな人、走り好きの人こそが乗るべきでしょう。
フーガの燃費をライバル車と比較
引用:https://toyota.jp/
フーガのライバルとなる車と燃費性能を比較してみましょう。
フーガと共に、長い間プレミアムなセダンとして君臨している「トヨタ・クラウン」を挙げます。
比較するクラウンは、値段やスペックが等しい「クラウン2.5GHYBRID」です。
15代目クラウン2.5GHYBRIDの燃費性能
カタログ燃費20.0km/L
実燃費14.2km/L
やはりトヨタの燃費性能は他のメーカよりずば抜けて高いですね!
フーガに比べ、3km/Lも燃費が良いことがまかります。
ちなみにガソリン費も比較してみたところ、ここも大きな差が生じました。
フーガと違い、レギュラーガソリンを使用しているので1リッター132円です。
走行距離2,000km ÷ 実燃費14.2 =月140.8Lのガソリン使用
レギュラーガソリン132円なので、月のガソリン費用は18,591円、年間223,098円になりました!
フーガと比べたら年間87,616円もフーガの方がガソリン費用は高いです。
実燃費3km/Lとガソリン約10円の差で約9万円も費用が変わるということですね。
では、フーガがクラウンに比べて優れているところはあるのでしょうか?
フーガとクラウンの差
引用:https://toyota.jp/
まずは車両価格、フーガはクラウンに比べて10万円ほど安く購入できます。
一年分のガソリン費の差はこれでペイですね。
そして一番の違いは馬力!
フーガはクラウンに比べて初速こそ劣るものの、馬力はフーガがかなり高い設定になります。
馬力の高さはつまり、最大スピードを持続できる力です。
タイヤのインチ数もフーガはクラウンに比べ2インチ程大きいので、卓越したスピードと安定感が実現できるのはダントツにフーガでしょう。
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フーガの燃費を向上させる方法
フーガの燃費性能を向上させる方法を二つご紹介します。
どちらもフーガHYBRIDにもともと備わっている機能です。
フーガの燃費向上方法1「回生ブレーキ」
引用:https://www3.nissan.co.jp/
まず一つ目は「回生ブレーキ」です。
回生ブレーキとはこちらが意図して行えるブレーキの事ではありません。
HYBRID車が電気エネルギーの回収をしている時、その回収作業の為に動いたパーツが結果的にブレーキの役割を果たしているため「回生ブレーキ」と呼びます。
やり方は、アクセルペダルを踏むのをやめて車を流している時です。
流して滑走しているタイヤのエネルギーを電気に変えてモーターに送り充電できます。
やればやるほど電力の回復・燃費の向上を行える便利機能!
やり方次第ではカタログ並みの燃費を悠々とだせるでしょう。
フーガの燃費向上方法2「ECOモード」
引用:https://www3.nissan.co.jp/
ECOモードは、無駄なエンジン動作を補正することで無駄な燃費消費を減らすことができる機能です。
無駄なエンジン作業とは?例えば急発進、アクセルを踏み込みすぎていわゆるふかし行為によって、走行もしないのにガソリンを消費する行いを食い止めます。
内部コンピューターがエンジンを制御することでこれが実現しているのです。
そしてECOモードは、燃費の向上するアクセルの踏み方をドライバーにレクチャーしているかのようなレスポンスをしてくれます。
「この発進の仕方が燃費向上につながるよ」といわんばかりに、強く踏み込んでもそのたびに制御しゆっくりと発進。
マスターすれば、ECOモード無しでも燃費の良い走行ができるでしょう。
ちょっとせっかちな方だったり急発進の癖がある方には向いている機能だと思います。
もしくは、急発進していないのになぜか燃費が悪いんだよなと思う方は使ってみると、アクセルの踏み方のヒントになるもしれませんよ!
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フーガの燃費まとめ
引用:https://www3.nissan.co.jp/
回生ブレーキとECOモード、そしてできるだけストップアンドゴーをせずに走行すれば実燃費16km/Lを出すことに成功したという方もおります。
実燃費11km/L台と紹介したのでそれを大きく覆しましたね!
その方はスタッドレスタイヤも使っていたとあったので、タイヤ選びも燃費向上に大切かもしれません。
ですが個人的には温度の調整が一番大事じゃないかなと思います。
エアコンの使用をなるべくしないように季節にあった服装で乗る、特にクーラーはかなりエンジンに負担かけるので、夏なら窓を開けてやり過ごせればベストでしょう。
冬はどうしても寒いので、暖房よりもシートヒーターを使えば燃費向上にもつながるし、下半身を暖めることで全身が温まるのでこのやり方も非常にお勧めです!
フーガの印象は燃費も悪く、対応のしようがないと思っていました。
しかし便利な燃費補正機能に加えてドライバーの乗り方次第ではライバル車にも負けない燃費がだせるでしょう。
アイキャッチ画像URL:https://www3.nissan.co.jp/